たつの市　2025年6月新規オープン店一覧　（兵庫県／本竜野／JR竜野／東觜崎／室津／御津／龍野西／播磨新宮／開店／ニューオープン／グルメ）

たつの市は、兵庫県の南西部に位置する市で、2005年（平成17年）に龍野市、揖保郡新宮町、揖保川町、御津町が合併して誕生しました。南北に長い地形をしており、北側は山地、南側は瀬戸内海に面し、南北を揖保川が貫流しており、豊かな自然環境に恵まれています。

地理と自然

• 位置: 兵庫県の西南部の西播磨地域にあり、姫路市から西に約13kmに位置します。
• 地形: 市域の北側には山地が広がり、南側は瀬戸内海に面しています。南北に揖保川が流れ、その恵みを受けて発展してきました。
• 海岸: 瀬戸内海に面する関西随一の遠浅海岸である新舞子浜では、4月から6月にかけて潮干狩りが楽しめます。
• 山: 綾部山、鶏籠山、的場山、白鷺山などがあります。
• 河川: 揖保川、栗栖川などがあります。
• 気候: 瀬戸内の温暖な気候です。

歴史

たつの市の歴史は古く、弥生時代や古墳時代の遺跡も発見されています。

• 城下町: 中心部の龍野町は、かつて龍野藩5万3千石の城下町として栄え、「播磨の小京都」と呼ばれています。武家屋敷や白壁の土蔵が今も残っており、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
• 脇坂氏: 江戸時代には脇坂氏が約200年にわたり龍野藩を治め、その治世のもとで城下町が形成され、地場産業が発展しました。
• 水運: 揖保川の水運や、山陽道、美作道、筑紫大道、因幡街道など交通の要衝としても発展してきました。
• 地名の由来: 「たつの」の地名は、相撲の元祖である野見宿禰がこの地で病死し、人々が出雲から石を運んで墓を築いたことから、「野に立つ人」「立野」が転じて「龍野」になったという説があります（『播磨国風土記』）。

産業と特産品

たつの市は、伝統的な地場産業が盛んな地域です。

• 手延素麺: 兵庫県手延素麺協同組合が保有する商標「揖保乃糸」の産地として、全国トップクラスの生産量を誇ります。揖保川の水、良質な小麦、赤穂の塩といった恵まれた環境が素麺づくりを支えています。
• 醤油: 「淡口醤油発祥の地」ともいわれ、醤油醸造が盛んです。
• 皮革産業: 林田川の豊かな水源を利用した皮革産業も盛んです。かばん製造も行われています。
• 水産業: 室津漁港と岩見漁港があり、カレイ、イカナゴ、エビ、タコなどが水揚げされ、ノリ、アサリ、カキの養殖も行われています。特に室津のカキは有名です。
• 農業: 花き、紫黒米、軟弱野菜、トマト、大根などが栽培されています。
• ハイテク産業: 地場産業のほか、ハイテク産業や電機産業も発展しています。国際的な科学公園都市を目指して整備が進められています。

観光スポット

たつの市には、歴史的建造物や豊かな自然を楽しめる観光スポットが多数あります。

• 龍野城: 鶏籠山に築かれた山城と、山麓の平山城からなり、春は桜の名所としても知られています。
• うすくち龍野醤油資料館: 醤油の歴史や製造工程を学べる世界初の醤油資料館です。
• 揖保乃糸 資料館 そうめんの里: そうめんづくりの歴史や製造工程を体験学習できます。
• 聚遠亭: 龍野藩脇坂家の上屋敷跡にある庭園で、城下町越しに瀬戸内海や淡路島、家島諸島を望むことができます。
• 新舞子浜: 潮干狩りや海水浴が楽しめる遠浅の海岸です。
• 綾部山梅林: 梅の名所として知られ、美しい梅の花が楽しめます。
• 御津自然観察公園（世界の梅公園）: 世界各国の約300品種、1200本の梅の木が植栽されており、中国風の展望施設もあります。
• 室津: 千年以上の歴史を持つ港町で、たつの市立室津民俗館や室津海駅館などがあります。
• 東山公園: 新宮町にある公園で、紅葉狩りも楽しめます。
• 童謡の小径・赤とんぼ歌碑: 童謡「赤とんぼ」の作詞者である三木露風の出身地であるため、関連スポットがあります。

交通アクセス

• 鉄道: JR西日本の姫新線と山陽本線が通っています。
• 道路: 山陽自動車道や播磨自動車道が通り、国道2号、29号、179号、250号なども整備されており、車でのアクセスも便利です。
• バス: 神姫バスが運行しています。

たつの市は、歴史と文化、そして豊かな自然が調和した魅力的な地域です。