2023ラグビーW杯速報 10月30日更新 南アフリカが最多4回目の優勝を連覇で飾る!

ラグビー ワールドカップ コラム

こんにちは、ウマンガンです。

ラグビー観戦歴18年の筆者ウマンガンが、
機械的にワールドカップの試合結果をまとめています。

プールステージ

プールステージはA~Dに分かれており、それぞれ以下のチームで構成されています。

 プールA   ニュージーランド  フランス
        イタリア  ウルグアイ  ナミビア

 プールB   南アフリカ  アイルランド

        スコットランド  トンガ  ルーマニア

 プールC   ウェールズ  オーストラリア

        フィジー  ジョージア  ポルトガル

 プールD   アルゼンチン  イングランド

        日本  サモア  チリ

プールAの結果

Pool ANZLFRAITAURUNAM勝ち点最終順位
ニュージーランド———●13 – 27〇96 – 17〇73 – 0〇71 – 3152
フランス〇27 – 13———〇60 – 7〇27 – 12〇96 – 0181
イタリア●17 – 96●7 – 60———〇38 – 17〇52 – 8103
ウルグアイ●0 – 73●12 – 27●17 – 38———〇36 – 2654
ナミビア●3 – 71●0 – 96●8 – 52●26 – 36———05
プールA 星取表

Pool A 1位通過  フランス
Pool A 2位通過  ニュージーランド

試合結果一覧

第一週
 ニュージーランド 13 – 27 フランス
     イタリア 52 – 8 ナミビア

 予想:ニュージーランド 11点差以上での勝利
 結果:外れ

 優勝候補同士の開幕戦はフランスの勝利。
 ニュージーランドに史上初めて
 プールステージでの黒星を与えました。
 イタリアはナミビアに下馬評通りの圧勝。

第二週
     フランス 27 – 12 ウルグアイ
 ニュージーランド 71 – 3  ナミビア


 グループ本命の2国が順当に勝利。
 ウルグアイはフランスに対して意欲的に攻めたが
 地力の差はいかんともしがたかった。

第三週
     イタリア 38 – 17 ウルグアイ
     フランス 96 – 0 ナミビア

 イタリアが順当に勝利。強靭なウルグアイ
 守備陣を肉弾戦で上回っての完全勝利。
 イタリアの試練はこれからですが、
 今回のイタリアは何かやってくれそうな
 期待感を抱かせます。
 ウルグアイはイタリアに力負けも、確かな
 底力を示した。
 フランスはナミビアに文字通りの圧勝。
 次週はお休みで、最終週の難敵イタリア戦に
 向けて余力を残す万全の形となった。 

第四週
    ウルグアイ 36 – 26 ナミビア
 ニュージーランド 96 – 17 イタリア

 ウルグアイが前半リードを許すもFW陣の
 地力の差で逆転勝利を演出。ボーナスポイントを
 追加しての有意義な勝利となりました。

 ニュージーランドは曲者イタリア相手に
 圧巻の大勝。14トライの猛攻でした。
 手負いの獅子となったニュージーランドは
 今大会注目のイタリア相手に何もさせません
 でした。やはり、ピリッと締まったニュー
 ジーランドは一味違います。
 次戦でもボーナスポイントを得ることが
 予想され、プールステージ突破は決定的です。

 初黒星となったイタリアですが、
 まだまだフランスを驚かせる力があると
 筆者は考えています。
 ニュージーランド相手に2トライとったことを
 自信に、開催国に当たってほしいですね。

第五週
 ニュージーランド 73 – 0 ウルグアイ
     フランス 60 – 7 イタリア

 ニュージーランドがプールステージ最終戦を
 圧勝で締めくくった。南米の雄に全く仕事を
 させない完ぺきな仕事ぶり。

 フランスは難敵イタリアに圧勝。
 大会の勢いそのままにイタリアを序盤から圧倒した。
 イタリアはフランスを脅かすことはできなかった。
 序盤の入り方を間違えたのか・・・残念な結果。

プールA 各チームの総評

フランス
 最強国ニュージーランドを抑えての1位通過。
 開催国の声援をバックに大会前の好調を
 維持している。
 余力を十分に残したまま迎える決勝トーナメント、
 悲願の優勝まで突き進むことができるか?
 大いに期待ができる戦いぶりだ。 

ニュージーランド
 言わずと知れたラグビー最強国。
 今大会は初めてプールステージで敗れる
 波乱の立ち上がりとなった。
 過去大会で見られた盤石の姿はまだ
 片りんを見せていないが、ケガ人が
 帰ってくる今後は最強国の力を
 示すきっかけとなるかもしれない。

イタリア
 大会前は大いに期待されたものの、
 結局はいつものプールステージ3位に落ち着いてしまった。
 悔やまれるのは試合の入りの部分で簡単に
 得点を許してしまったこと。そういう戦術的な
 部分が改善されれば決勝トーナメント進出が
 期待できるポテンシャルはあるチーム。

ウルグアイ
 1勝を挙げフランス・イタリア相手にも善戦し
 観客を熱狂させたウルグアイ。
 フォワード力が強く、今後の伸びしろが楽しみな
 チーム。

ナミビア
 全敗で終戦となりましたが、
 ハンドリング、ランに成長を感じさせました。
 これにFW力が備われば、かなりの強豪となりえますが、
 FWの育成には地道な努力と経済、そして歴史が問われます。

プールB

Pool BRSAIRESCOTNGROM勝ち点最終順位
南アフリカ———●8 – 13〇18 – 3〇49 – 18〇76 – 0152
アイルランド〇13 – 8———〇36 – 14〇59 – 16〇82 – 8191
スコットランド●3 – 18●14 – 36———〇45 – 17〇84 – 0103
トンガ●18 – 49●16 – 59●17 – 45———〇45 – 2454
ルーマニア●0 – 76●8 – 82●0 – 84●24 – 45———05
プールB 星取表

Pool B 1位通過  アイルランド
Pool B 2位通過  南アフリカ

試合結果一覧

第一週
 アイルランド 82 – 8 ルーマニア
  南アフリカ 18 – 3 スコットランド

 アイルランドは格下ルーマニアに圧勝。
 南アフリカは成長著しいスコットランド
 相手に圧巻の勝利。
 セットプレーで圧倒した。

第二週
  アイルランド 59 – 16 トンガ
   南アフリカ 76 – 0 ルーマニア

 アイルランドは中堅国トンガ相手に隙のない勝利。
 南アフリカは完封でルーマニアを一蹴。
 両者とも、次戦の直接対決に弾みをつけた。
 
第三週
   南アフリカ 8 – 13  アイルランド
 スコットランド 45 – 17 トンガ

 予想:南アフリカ 7点差以内の勝利
 結果:外れ

 アイルランドが前回優勝の南アフリカを撃破。
 世界ランク1位の実力を見せつけました。
 世界最強のFW陣を揃える南アフリカを
 真向から受け止めての守り勝ち。
 決勝トーナメント1回戦ではニュージーランドと
 戦うことが濃厚となりました。
 前回大会完封負けの雪辱を晴らすことができるでしょうか。
 しかし、その前に難敵スコットランドを
 下す必要があります。

 南アフリカはフランスとの1回戦での激突
 が濃厚。順位は異なりますが、筆者の予想通りの
 組み合わせ
となりそうです。

 スコットランドはトンガに実力通りの勝利。
 今回のスコットランドはやはり、違います。

第四週
 スコットランド 84 – 0 ルーマニア
   南アフリカ 49 – 18 トンガ

 スコットランドはルーマニアに快勝。
 メンバーを抑えての勝利で
 来週のアイルランドを驚かせる準備は
 整いました。

 南アフリカは危なげなく勝利。
 決勝トーナメント進出を決めています。
 ただし、トンガがフィジカルに
 長けているとはいえ、南アフリカに
 とっては相性のよい相手。
 その相手に2トライを許しているのは、
 あまり南アフリカの仕上がりが良くない
 ことを表しているのかもしれません。

 アイルランドに敗れたのは仕方ないとしても
 少し気になる点ですね。

第五週
  アイルランド 36 – 14 スコットランド
     トンガ 45 – 24 ルーマニア

 予想:アイルランド 7点差以内の勝利
 結果:外れ

 試合冒頭から怒涛の攻めで圧倒したアイルランド。
 世界ランク1位の力をまざまざと見せつけた。
 スコットランドは後半意地を見せるも、
 試合に向けた決死の覚悟は感じられず。

 トンガは意地の勝利を挙げた。
 ルーマニアは格上相手に24得点。
 次回大会に希望を持てる最終戦となった。

プールB 各チームの総評

アイルランド
 世界ランキング1位の肩書に遜色ない圧倒的な
 攻撃力を背景とした戦いで南アフリカをも
 支配した。ここまでは盤石の戦いぶり。
 しかしアイルランドが心配なのはこれから。
 決勝トーナメントでは過去0勝。
 次戦は前大会で圧倒的な完封負けを喫した
 ニュージーランド。
 忌まわしき歴史に終止符をうてるのか・・・
 大いに心配である。

南アフリカ
 アイルランドに敗れたものの、現在最も勢いが
 あるチームに敗れるのは致し方ないというもの。
 むしろ圧倒的な攻撃力を誇るアイルランドを
 13点に抑えた南アフリカの底力は恐るべきもの。
 今大会もお約束のFW力で、優勝まで走り抜ける。

スコットランド
 近年の好調を維持して迎えた今大会。
 世界を驚かせる準備はあったが、2強の壁は高すぎた。
 若返りを図って成熟期で迎えた今大会。
 4年後も力を維持できるのか、成長戦略が
 問われる4年間となりそうだ。

プールC

Pool CWALAUSFIJGEOPOR勝ち点最終順位
ウェールズ———〇40 – 6〇32 – 26〇43 – 19〇28 – 8201
オーストラリア●6 – 40———●15 – 22〇37 – 15〇34 – 14113
フィジー●26 – 32〇22 – 15———〇17 – 12●23 – 24112
ジョージア●19 – 43●15 – 37●12 – 17———▲18 – 1835
ポルトガル●8 – 28●14 – 34〇24- 23▲18 – 18———64
プールC 星取表

Pool C 1位通過  ウェールズ
Pool C 2位通過  フィジー

試合結果一覧

第一週
 オーストラリア 37 – 15 ジョージア
   ウェールズ 32 – 26 フィジー

 オーストラリアはジョージアの攻勢に
 苦しむ場面がありながらも危なげなく勝利。
 ウェールズは効率のよい得点でリードを奪い
 フィジーの猛攻をなんとか乗り切った。

第二週
   ウェールズ 28 – 8 ポルトガル
 オーストラリア 15 – 22 フィジー

 ウェールズが順当に勝利。
 オーストラリアは前半の規律の乱れが響き、まさかの敗北。
 フィジーはランとパスの強みにセットプレーの安定が
 相乗効果を産み、強豪とも互角に戦えることを
 改めて示した。
 
第三週
   ジョージア 18 – 18 ポルトガル
   ウェールズ 40 – 6 オーストラリア

 予想:ウェールズ 3点差以内の勝利
 結果:外れ

 ポルトガルが世界を驚かせた試合となりました。
 東ヨーロッパの強豪、ジョージア相手にドロー。

 またしてもプールCで驚きがありました。
 ウェールズがオーストラリア相手に何もさせない
 圧勝劇。オーストラリアに覇気が感じられないと
 いうか、何をしたらいいのか分からない、といった
 印象を受けました。
 プール敗退が濃厚なオーストラリアです。

 ウェールズは、決勝トーナメント1番乗り。
 1位通過での突破が濃厚です。
 対戦相手はアルゼンチンか、はたまた
 我らが日本なのか・・・
 
第四週
    フィジー 17 – 12 ジョージア
 オーストラリア 34 – 14 ポルトガル

 今大会、一番の熱戦となりました。
 ジョージアがFWとキック精度の差で
 序盤からリードを奪い、フィジーが
 逆転するも、試合終盤でジョージアが
 追いすがる、熱い展開でした。

 最後の最後は、よもや逆転トライ!
 寸前までいく、両者死力を振り絞った
 名試合となりました。

 フィジーはプールステージ突破に向けて
 大きな一歩。ジョージアのような強力な
 FW陣を持つチームには、相性が悪いですね。
 次戦のポルトガルもFW陣が強力なだけに
 少し心配です。

第五週
   ウェールズ 43 – 19 ジョージア
    フィジー 23 – 24 ポルトガル

 またもジョージアが連続トライで一時5点差に追いすがる
 大熱戦を繰り広げましたが、最後はウェールズが力の
 差を見せつけて突き放しました。
 これでウェールズは1位でプールステージを通過。
 大会を通じて盛り上げてくれたジョージアは0勝で終戦。

 またまた大会に驚きが広がりました。
 ポルトガルがフィジー相手に金星を挙げ、
 大会に新たな歴史を刻みました。
 フィジーはここでムラッ気がでたものの(笑)、
 なんとか首の皮一枚繋がる勝ち点1獲得。

プールC 各チームの総評

ウェールズ
 オーストラリアを抑えての1位通過は
 歴史的な偉業となった。
 内容は不安定な戦いぶりも目立ち、
 次戦に不安を残している。

フィジー
 今大会の台風の目となった。
 オーストラリアに初めてのPL敗退を押し付ける
 大金星を挙げた。
 一方でポルトガルには苦杯を嘗め、相変わらずの脆さを露呈した。
 決勝トーナメントでは自らの長所を前面に出すことができれば、
 イングランドを撃破することも可能だろう。

オーストラリア
 初のPL敗退となった優勝経験国は、
 近年の衰退ぶりを象徴する戦いぶりとなった。
 エディー監督がベテラン勢を思い切って排除し
 迎えた本大会だったが、若手が羅針盤を失ったように
 自信を失ったように戦う姿が印象的だった。
 しかし、今回の経験は必ず彼らの成長の糧となり、
 4年後には強いオーストラリアを取り戻してくれることを信じている。

ポルトガル
 ジョージア相手に引分け、フィジー相手に勝利を挙げるなど、
 大きな躍進を遂げたポルトガル。
 ウェールズ、オーストラリアといったラグビー大国相手にも
 善戦し、その実力が確かなものであることを示した。
 ラグビーの基本となるFW力で確かな強さを見せるポルトガルは
 欧州の強国として大きく伸びていくポテンシャルを示してくれた。

ジョージア
 残念ながら0勝に終わったが、台風の目となった
 フィジーとの試合では今大会最大の盛り上がりとなり、
 またしてもジョージア魂を見せつける大会となった。
 自慢のFW力で、次大会でも感動を与えてくれるだろう。

プールD

Pool DARGENGJPNSAMCHI勝ち点最終順位
アルゼンチン———●10 – 27〇39 – 27〇19 – 10〇59 – 5142
イングランド〇27 – 10———〇34 – 12〇18 – 17〇71 – 0181
日本●27 – 39●12 – 34———〇28 – 22〇42 – 1293
サモア●10 – 19●17 – 18●22 – 28———〇43 – 1074
チリ●5 – 59●0 – 71●12 – 42●10 – 43———05
プールD 星取表

Pool D 1位通過  イングランド
Pool D 2位通過  アルゼンチン

試合結果一覧

第一週
 アルゼンチン 10 – 27 イングランド
     日本 42 – 12 チリ

 予想:アルゼンチン 7点差以内の勝利
 結果:外れ

 イングランドの怒涛のドロップゴール攻勢が
 神懸り的に成功し、難敵アルゼンチンを撃破。
 日本はチリにスキを与えながらも
 地力の差を見せつけて勝利を得た。

第二週
    サモア 43 – 10 チリ
 イングランド 34 – 12 日本

 予想:日本の8点差以上での勝利
 結果:外れ


 サモアの充実ぶりが目立つ勝利。
 日本を苦しめたチリを寄せ付けず。
 イングランドは食らいつく日本を後半に
 振り落としての勝利。
 大きいボーナスポイントを得た。

第三週
 アルゼンチン 19 – 10 サモア
 イングランド 71 – 0 チリ

 サモアは格上に対してまとまりのある守備で
 対抗。アルゼンチンはミスを誘発され
 辛勝となった。

第四週
     日本 28 – 22 サモア
 アルゼンチン 59 – 5 チリ

 予想:日本 11点差以上の勝利
 結果:外れ

 我らが日本が、サモアに勝利!
 効果的な時間帯にリードを奪い、
 逃げ切っての勝利でした。
 斎藤選手と松田選手のゲームメイクは
 見ていて楽しいですね。
 安定感の松田選手と攻めの斎藤選手。
 お互いに補完し合う素晴らしいコンビ。
 次のアルゼンチン戦でも、このコンビが
 見たいと思わせる試合内容でした。

 一方のサモアも意地を見せてくれました。
 やはり地力があるチームは手ごわいですね。
 後半盛り返せるのは、強豪の印です。
 プールステージ敗退は決定しましたが、
 最後のイングランド戦でも気持ちいい
 戦いをしてほしいですね。

 アルゼンチンはチリを圧倒しての勝利。
 メンバーを抑えていても勝ち切るのはさすがです。

 チリは全敗で終戦となりました。
 FW力を垣間見せたチームでもあり、
 今後が有望です。

 今週の結果で、イングランドのプールステージ
 突破が決定です。

第五週
 イングランド 18 – 17 サモア
 アルゼンチン 39 – 27 日本

 予想:アルゼンチン 7点差以内の勝利 ←撤回します
    (10/5更新)日本 7点差以内の勝利 →ハズレ

 イングランドが追いすがるサモアを何とか退け
 プール1位通過を決めた。
 一時はビハインドを背負う苦しい戦いだったが、
 ダニー・ケアの機転に救われた勝利となった。
 
 日本対アルゼンチン、前半は14 – 15で折り返し。
 アルゼンチンは空中戦で優位に戦い、人数で優位なこともあり
 鋭い攻撃を見せた。キックの成功率が後半にどう響くか。
 日本はスクラム、ブレイクダウンで優位に。
 アタックでは完全に崩して取りきっている。
 前半はハンドリングにミスが目立ったが修正も完了。
 あとは不用意なキックミスを防ぎ、ラインアウト成功率を
 改善すれば、この試合勝てるだろう!
 後半へ続く!

 日本は追い上げ叶わず力負けの敗北となった・・・
 キックでいい形で相手にボールを渡してしまったのが敗因となった。
 しかし格上相手に真っ向勝負で確かな爪痕を世界に残した。
 アルゼンチンは後半のスクラム、アタックの修正がバッチリはまった。
 試合巧者ぶりが際立った試合で、この後の勝ち上がりにも期待ができそうだ。

プールD 各チームの総評

イングランド
 アルゼンチン戦をキック合戦に持ち込み勝利、
 日本戦はFW戦で優位に戦うなど、相手に合わせた
 巧みな戦術が光るも、サモア戦で見せたような脆さ
 も感じさせる今大会で、優勝候補と比較すると
 地力に劣ると言わざるを得ず、次戦では苦戦が予想される。
 しかしW杯で不思議と好成績を収めるイングランド、
 今大会は組み合わせの妙もある。
 このまま決勝まで勝ち進む可能性は高い。

アルゼンチン
 初戦で人数の少ないイングランドに蹴り負けたが、
 その後は決勝トーナメント常連国としての実力を示した。
 自慢のFW力に少し陰りを感じるアルゼンチンだが、
 ラインアウトとキック、ランには絶大な自信を持っている。
 勝利のカギは、攻撃のタクトを振る10番、
 ベテランのサンチェスが握っているだろう。

日本
 アルゼンチンに惜しくも敗れてPL敗退となった。
 ミスマッチを突かれて突破されるシーンが目立った試合だったが、
 全般的にはFW陣の戦いでは優位に戦い、世界トップクラスの
 FW力を示すことに成功した。
 チリ、サモアといった底力を持つ相手に対して
 当たり前のように勝利する姿に、確かな成長を感じた。
 次回大会では3勝以上とPL突破を実現してくれることを期待している。

サモア
 リアリーファノ、ソポアンガといった歴戦のベテラン勢
 をチームに迎えての戦いは充実したものとなった。
 特に相手オフェンスにプレスをかけるディフェンスは
 強豪を大いに苦しめた。
 チームを取り巻く環境は確実に好転しているサモア、
 4年後の戦いが今から楽しみである。

チリ
 死のプールに入ったチリは頑張りむなしく0勝で
 大会を去ることになった。しかし確かなFW力を
 見せつけたことで、今後の未来が明るいことを
 示した。

決勝トーナメント進出は?

各プールステージを勝ち抜いたのは、

 プールA  1位 フランス
       2位 ニュージーランド

 プールB  1位 アイルランド

       2位 南アフリカ

 プールC  1位 ウェールズ
       2位 フィジー

 プールD  1位 イングランド
       2位 アルゼンチン

以上の8チームとなりました。

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