こんにちは、管理人のウマンガンです。
本ページではラグビー SANZAAR と 環太平洋諸国の世界ランキング一覧表の年毎アーカイブを一覧表にして掲載しています。
ラグビー SANZAAR & 環太平洋 世界ランキング 年毎アーカイブ (更新:月初)
SANZAAR & 環太平洋 ランキング 年毎アーカイブ(月初)
年毎の世界ランキングを一覧表にしました。(年末と最新の値のみ掲載しています)
前年との比較(順位とポイントの変動)も併記していますので、ご参考ください。
SANZAAR と 環太平洋諸国の世界ランキングの傾向
SANZAARとは
SANZAAR(サンザー)とは、
南半球のザ・ラグビーチャンピオンシップを運営する団体で、
南半球のティア1強豪国である、
南アフリカ(SA)
ニュージーランド(NZ)
オーストラリア(A)
アルゼンチン(AR)
の4国の頭文字を合した呼称です。
世界のラグビー最強国はこのSANZAARによって実質争われている
と言っても過言ではなく、過去のワールドカップの優勝国は
ほぼSANZAARによって占められています。
中でもニュージーランドは常にワールドカップ優勝候補最右翼
に挙げられることが多い最強国で、チームの愛称である
オールブラックスはラグビーと同義であるとすら言われるほどです。
ラグビーといえばオールブラックスの漆黒のユニフォームを
思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
それに次ぐ国が、南アフリカです。
優勝回数はニュージーランドを凌駕する4回。(2024年現在)
世界最強といわれるフォワード力を軸に
各国のフォワードを壊滅させてきた最恐国です。
オーストラリアは基本に忠実な技術に裏打ちされた
流れるようなパスラグビーで最強の一角を占めていますが、
13人制ラグビーリーグやサッカーへの選手流出が激しく、
2000年以降は弱体化の一途をたどっています。
替わって南半球の強国として台頭してきたのがアルゼンチン。
ワールドカップでもその強さを示してきた同国は、
2012年にティア1入り、2016年にSANZAAR入りし、
同じSANZAARの国々とも対等に渡り合うこともしばしばで、
ついにワールドカップ優勝を視野に見据える位置まで
登り詰めています。
南半球のティア1
南半球のティア1は前述のSANZAARに加えて、
我が国日本がティア1に属しています。
この5か国が南半球におけるティア1となっています。
日本のティア1昇格
日本はティア1への昇格を目指してラグビーの振興に取り組んだ結果、
2023年5月の理事会にて念願のティア1への昇格が決定しました。
ティア1への昇格は前述の通りチーム力の向上に直結していると言われており、
世界の強豪国入りを目指す日本ラグビー界にとってティア1入りは悲願でした。
かねてよりティア1入りを切望してきた日本は、
世界のTOP10に勝るとも劣らないラグビーの歴史・文化を誇りながら
なかなかその夢は実現しませんでした。
その理由は国際大会での実績の乏しさで、2011年のワールドカップまで全大会出場
しながらいずれもグループステージでの敗退となっていました。
しかし、2015年大会では初めて3勝を挙げ、
2019年大会では全勝でグループステージ突破を成し遂げるなど、
世界に衝撃を与えました。
その功績もあいまって、ついにティア1昇格を果たすことになったのです。
日本のティア1昇格は、長年の日本ラグビー界の政治努力の賜物でもあります。
詳細は、こちらの記事に詳しいので、購読されてみてはいかがでしょうか。
南半球ティア2の国々
環太平洋には、ニュージーランドやオーストラリアと
地理的・文化的に近く、永らくラグビー強国で
あり続けているオセアニア諸国、
ラグビーの豊富な歴史と選手層を持つ日本・カナダ、
スポーツ超大国アメリカを含めています。
中でもサモア、フィジー、トンガは
オセアニアのラグビー3強として
常にセットで語られる強国です。
彼らはいずれもティア2に属しており、
ティア1入りを目指すとともに
ワールドカップでもグループステージ突破を
常に狙うことのできる実力を備えています。
さらに、ニュージーランドやオーストラリア代表の
中には、この3国を出身国に持つ選手が多く、
SANZAARやシックスネイションズを凌駕する
ポテンシャルを持った国々であると言えるでしょう。
ちなみに私ウマンガンの名前の由来である、タナ・ウマンガさんは
ニュージーランドの歴代でも最高の主将の一人として挙げられる
スーパースターですが、彼もサモアからの移民の両親を持っています。
ラグビーの世界ランキングについて
ラグビーを最も番狂わせが起こらない球技と呼ぶ
評論家もいるように、世界ランキングもその側面を
反映して変動が少ない競技であると言えます。
世界ランキングのTOP10はほぼ常に
南半球のSANZAARと欧州のシックスネイションズ勢によって
占められてきました。
唯一、90年代後半に常連入りしたアルゼンチンを除いて、
環太平洋諸国がTOP10に食い込むことはあっても、もって数年。
再びTOP10以下に落ちるということが長年繰り返されており、
TOP10定着は非常に狭き門となっています。
TOP10定着に最も近づいたのは、
2015年~2019年にかけて目覚ましい活躍を見せた、
我が国日本でした。
2020年以降のコロナ禍などによる試合枯れなどが要因となって、
再びTOP10を外れる憂き目にあっていますが、
2023年には念願のティア1入りを果たし、
今後の更なるラグビー振興が期待されています。
地域ごとに分けた最新ランキングについては、
欧州国の世界ランキング、SANZAAR & 環太平洋の世界ランキング、
アメリカ大陸の世界ランキング、アフリカ大陸の世界ランキング、
アジアの世界ランキングのページをご確認ください。