【緊急拡散!】コープ打出浜店が閉店?! 2025年度営業終了候補店の設定および取り組みについて

コープ打出浜が閉店?! 市のこと

こんにちは、アシヤタガラスです。

みなさん突然ですが、コープ打出浜店が閉店するかもしれない
という話をご存じでしょうか?
 (芦屋のニュース速報のページでもご紹介しています

その実情と、お店が無くなるとどうなってしまうのか、
そして私たちは何ができるのか、について、
以下に記しておきたいと思います。

Table of Contents

コープ打出浜店の詳細

浜芦屋地域浜北東エリア大東町にあるスーパーマーケットで、
生活協同組合コープこうべが運営する店舗です。

最寄駅は阪神電鉄打出駅、南東方向へ徒歩11分の距離にあります。

店舗の規模としては小型ではあるものの、
食糧だけでなく、生活用品が一通り手に入るお店として
主に周辺住民に利用されているお店です。

コープ打出浜・コープこうべの歴史について、詳しく知りたい方はこちらをクリックして御覧ください。

コープ打出浜の歴史

コープ打出浜の開設は、1981年。
なんと、今年で44周年となります。
ものすごい歴史です!

1961年にはコープ打出浜に先駆けて
コープこうべ初のスーパーマーケットとなる
「くみあいマーケット芦屋店」がオープンしています。

当時はおそらくスーパーマーケットのようなものは珍しく、
コープ打出浜は住民の衣食住を繋ぐ場として、
多くの近隣住民が集まる場所だったのではないかと思われます。

その後、近隣には競合店が参入してきました。

1994年創業のピーコックストア芦屋南宮店(現KOHYO芦屋南宮店)や
2012年創業の万代 西宮前浜店

などの中・大型スーパーマーケットやコンビニ・ドラッグストア
などが建てられ、その勢いに押されながらも、
近隣住民を支え、支えられて今日まで頑張ってきた、
そんな店舗がコープ打出浜なのだと思っています。

コープこうべの歴史

本体のコープこうべは、神戸購買組合として1921年(大正10年)に創業されました。

創業主は、生協の父とも呼ばれている賀川豊彦氏。
よりよい社会のために奔走した同氏によって、コープこうべは設立されました。

1938年の阪神大水害、第二次世界大戦下の空襲、
オイルショック、阪神・淡路大震災など、
多くの困難に直面しながらも、地域を代表する
スーパーマーケットとして成長を続けてきました。

コープこうべの歴史に興味がある方は、こちらのページをご覧ください。↓↓

歴史|組織情報|コープこうべについて|生活協同組合コープこうべ
「お互いに手をつなぎ、支えあい、助けあって、みんなが安心できるくらしをつくろう!」生活協同組合コープこうべは、組合員のくらしに直結した幅広い事業や活動を展開し、皆さまのくらしを支え、地域にしっかりと根づいています。

コープ打出浜の現状

コープ打出浜の経営状況を知ることになったのは、
以下のような葉書が我が家に届いたのがきっかけでした。

コープこうべのHPから、経緯を引用して掲載します。

2025年3月21日

2025年度営業終了候補店の設定および取り組みについて

コープこうべは、将来に持続可能な事業運営のために、店舗事業の構造改革をすすめています。店舗の競争力向上に向けた取り組みを行う一方、経営状況が厳しく、建物や設備の経年課題がある店舗は、やむを得ず営業終了させていただく場合がございます。

22年度までは営業終了決定後に組合員の皆さんにお知らせしていましたが、「もっと早く知らせてくれたら、私たちにもできることがあったのでは」と多くのご意見をいただきました。このような声を受け、23年度以降、業績不振が続き施設課題などのある店舗から「営業終了候補店」を設定し取り組んでいます。
該当の店舗をご利用の組合員の皆さまに、お店の経営状況とより一層のご利用のお願いを付記したお知らせハガキをお送りしています。今後、約半年間にわたる業績改善の状況を踏まえて営業継続の可否を判断してまいります。ご心配をおかけしますが、ご理解いただきますようお願いします。

1.2025年度営業終了候補店としてお知らせハガキを送付した店舗

 ・コープ茨木白川(大阪府茨木市)
 ・コープ打出浜(芦屋市)
 ・コープ兵庫(神戸市兵庫区)
 ・コープ有野(神戸市北区)
 ・コープ西鈴蘭台(神戸市北区)
 ・コープ桃山台(神戸市垂水区)
 ・コープ姫路砥堀(姫路市)

2.業績改善の取り組みについて

①上記7店舗をご利用の組合員さんへのお知らせ(3月中)
  ・2024年7月~12月の6ヵ月間にご利用いただいた方にお知らせハガキを郵送、また上記の店舗にポスターを掲示
  ・ハガキに記載の店舗で税込み500円以上ご利用のうえ、ハガキに掲載のクーポンをレジでご提示いただきますとコーピーポイント5ポイントを進呈(9月末まで)

②営業継続または終了を決定(秋ごろ)
  ・業績改善の状況を踏まえて継続または終了を決定し、店頭掲示などでお知らせ

コープこうべHP https://www.kobe.coop.or.jp/news/detail.php?id=145906

つまりどういうことかと言いますと・・・

・コープ打出浜は近年経営難が続いている。

・建物・設備の経年劣化もあり、閉店候補に挙げられてしまった。

・現在の売上はピーク時の約2割減で、赤字が拡大している。

・現状の売上が続くと、2025年9月末には閉店の判断が下される。

・閉店を回避するには、2割の売上増が必要である。

最悪の場合、コープ打出浜が2025年9月末、
つまり秋頃には閉店となってしまう可能性があるのです。

コープ打出浜をよく利用する方々にとっては、
生活がとても不便になる由々しき事態なのです。

え?!急にそんな話をされても、困ります!
という市民もおられるでしょう。

コープこうべが取ってくれた措置に感謝

それでもコープこうべでは、2022年までの営業不振店舗
においては突如として閉店を発表していたそうです。

その際、お客さんからは、突然の知らせで驚いた、
自分たちにも何かできることがあったのではないか、
という声が多数挙がったそうです。

そういうお客さんの声に寄り添う形で、
コープこうべが営業終了候補店を事前に公表し、
今後半年の売上状況を鑑みて営業終了を改めて判断する、

という措置を取ってくれたということです。

突如閉店を発表するのではなく、営業終了候補店という形で
ワンクッション挟んでくれたコープこうべに感謝したいですね。

コープ打出浜を取り巻く環境

コープ打出浜を取り巻く環境を当ブログにて独自にまとめてみました。

私はコープ打出浜の内情を詳しく知らないので的はずれなことも書いている
かもしれませんが、なにとぞご容赦いただければ幸いです。

コープ打出浜の客層

コープ打出浜は地域密着型・小型のスーパーマーケットです。

敷地内に多くの店舗を抱えることで広範囲の購買層に訴えかけ、
広い駐車場で遠方からの顧客を呼び込む大型スーパーマーケットとは異なり、
徒歩や自転車による近隣住民の来訪を前提にしているお店であると言えます。

私自身、コープ打出浜を毎週利用しているのですが、
お客さんの中には顔見知りの方も多く、私の体感では
近所の主婦層、年配の方の普段使い・リピート利用が
大半を占めている
と予想されます。

一方で車で来られているお客さんも居て、
JR芦屋駅周辺で頻繁に見られるような高級外車で
駐車場に乗り付けるお客さんも稀に見かけます。
高級住宅街である市内沿岸部在住のお客さんも
少なからずおられる
のかもしれません。

また、コープこうべでしか品物を買いたくない、という
コープこうべのコアなファンも一部にはおられるでしょう。
神戸に住む私の母なども、普段のお買い物といえば
昔からコープこうべ一択でした。

そういうお客さんは、他社スーパーが近くにあったとしても
コープの商品を求めて、わざわざコープ打出浜まで足を運ぶ、

ということも考えられるでしょう。
品質に安心できる、馴染みのお店で買い物したいという心理は
誰にでもあるでしょうからね。

コープ打出浜の顧客エリア

さらに阪神打出駅、香櫨園駅からの導線を考えると、
南宮町や大東町・浜町・西蔵町の方だけでなく、
新浜町や浜風町、香櫨園方面への帰宅途中の方々が
寄り道する、というケースも十分に考えられます。

町名で言いますと、以下のエリアの住民が主要な顧客層であると考えられます。

芦屋市 大東町・南宮町・浜町 (浜北東エリア
    新浜町・高浜町・浜風町 (浜南東エリア
    打出町・若宮町・春日町・打出小槌町・楠町 (打出北エリア

西宮市 中浜町・堀切町・上葭原町・中葭原町・下葭原町
    川添町・川西町・川東町・大浜町
    泉町・前浜町・西波止町・弓場町
    建石町・荒戎町・宮前町・屋敷町
    松下町・宮西町・郷免町

それ以上距離が離れると競合のスーパーマーケットに客が流れるため、
営業をかけてもあまり意味がない、ということになるのでしょう。

コープ打出浜の特徴として、小型で地域密着のスーパーであるにもかかわらず、
芦屋市と西宮市の2市に跨って顧客層を持っている、ということが言えそうです。
これは、コープ打出浜を営業存続させる上で非常に重要なポイントである
考えているところで、後述したいと思います。

コープ打出浜周辺の近隣町、顧客エリア、競合スーパーマーケットなどを地図で示したものが↓こちらです。

  • 濃く塗りつぶされたエリアが、コープ打出浜の主要な顧客エリア
  • その次に濃いエリアが、コープ打出浜が最寄りのコープとなっているエリア
  • その次に濃いエリアが、コープ打出浜の顧客となりうるエリア

です。

かなり多くの世帯がコープ打出浜の顧客になる可能性があることが分かります。

コープ打出浜の経営状況

また、我が家に届いた葉書によると、現在のコープ打出浜の売上高は、ピーク時の2割減とのこと。

昨今は原材料価格の高騰が著しく、物価高に反映されている現状を踏まえての
売上高2割減は、商品売上金額ベースではなく重量ベースで考えるとかなりの出荷減と思われますし、
営業利益ベースで相当な打撃を受けていると予想されます。

現在、店頭には1日あたりの売上目標が記された張り紙があり、140万円が目標とのことです。
週平均の実績は130万強で、まだ目標には達していないことが分かります。

現状の2割増が売上目標であると葉書には記されています。
つまり、昨年度までの実績は140万円の2割減 = 約112万円の売上ということになります。

これがピーク時の2割減というわけですから、ピーク時の売上高は約140万円であった
という計算となり、当面の目標は売上高をピーク時に戻すこと。

これはなかなか高いハードルであると言えます。

コープ打出浜の日々の売上実績については、こちらのページにてウォッチしていきます!

コープ打出浜の取り組み

コープ打出浜では、物販以外にも地域のイベントが行われています。

しかし、月2回、定期的に行われていたイベント、
『子育てひろば すくすく』は2025年3月をもって終了。

営業終了候補のお知らせと時期を同じくして、
23年もの歴史に幕を閉じることになってしまいました。

少子化による参加者減少の影響があったことは予想されるとはいえ、
地域のイベントがなくなってしまったのは残念です。

私達にも、何かできることはなかったのだろうか、と考えずにはいられません。

もしくは、営業終了候補のお知らせと同時に終了した、ということは
営業終了による連鎖的なイベント終了なのではないか?ということも考えられます。

もし、営業続行が決まれば、イベントも復活するのでしょうか?
そんな期待を抱かずにはいられません。

他にも、不定期ながらイベントが行われていたようです。
いくつか、過去のイベントをご紹介します。

【参加者募集 / コープ打出浜】西宮・芦屋 ゴミ拾いアートウォーク - みんなのまちの掲示板 ためまっぷ
みんなのまちの掲示板 ためまっぷ

おそらく、このようなイベントがあったことすら知らない人が大多数なのではないでしょうか。

イベント主催者の方々に対して、幅広く情報を発信していただきたいという思いはありつつ、
私自身、HPやSNSを通じて芦屋のイベント情報を発信する立場として、
工夫を凝らさなければならないな、と考えています。

スーパーマーケット閉店のその後 地域はどうなってしまうのか

不況にある日本で、残念ながら閉店は切っても切り離せないもの。
その中でもスーパーマーケットの閉店は地域住民の生活を直撃する、大問題です。

スーパーマーケットが閉店した後、その地域はどうなってしまうのでしょうか。

スーパーマーケット閉店のその後 事例を調べてみた

あるスーパーマーケットの閉店についての動画をご紹介します。

山陰で地区唯一のスーパーが閉店後、地域の方が協力してスーパーを復活したものの、
営業難によりやむなく閉店の憂き目にあったとのこと。

コープ打出浜の周辺には競合店もあり、
動画の地域とは環境も顧客層も異なりますが、
コープ打出浜が無くなれば、一番困るのは
コープ打出浜の近隣に住む高齢者や車を持たない住民である

という意味では共通している部分が多くあります。

なぜスーパーマーケットは閉店してしまうのか

これは、単純に赤字増による経営難が主要な閉店原因であると思われます。

いくら地域の食を支えるスーパーマーケットといえど、
赤字続きでは従業員に給料を支払うこともできませんし、
良い品物をお客さんに提供することも難しくなります。

上記の動画にもあるように、地域住民に続行を乞われながらも、
経営上の問題で閉店せざるを得ない、忸怩たる思いがあるのでしょう。

コープ打出浜が閉店すると、どうなる?

上記の動画にもあったように、スーパーマーケットが閉店すると
地域住民の生活が不便になります。
それはコープ打出浜にも同様に言えることです。

他にも様々な問題が発生するのですが、
具体的に、どのような問題が発生するかを挙げてみました。

・食料品、文房具雑貨、お歳暮などの購入手段が無くなり、
 他店に求める必要が出てくるが、他店へ移動する距離が増える。
 高齢者など足の不自由な方にとっては大幅な負担増となる。

・イベントや旅行企画など、耳寄りな情報が手に入らなくなる。

・共済保険などの手続きが難しくなる。最寄りはコープ浜芦屋となり、
 移動距離が大幅に増える。

・客と店員、客同士の交流の場が無くなる。

・コープ打出浜周辺のお店から客足が遠のく。

・顧客の他店への流出が発生する。
 西宮市に顧客が流れた場合は、芦屋市の税収の減少に繋がる。

生活が便利なエリアを求めて住民が他市へ転出する
 顧客が減り他店も経営苦になる、という悪循環に陥る。

・生活の利便性が下がって地域の人気が下がり、地価が低下する

それに対し、スーパーマーケットが無くなって我々が利益を得るかと言うと、
そんな利益は何もないはずです。

このように、スーパーマーケットが無くなるという事態は
地域にとって百害あって一利なしなのです。

でも、コープ打出浜の周辺住民だけで、他の市民は困らないんでしょ?

と思っている芦屋市民のあなた、それは違います。

上記のデメリットのうち、黄色に塗りつぶしたところにご注目ください。
コープ打出浜がなくなれば、お店の周辺住民だけでなく、
芦屋市民全員が経済的なダメージを負うことになる
のです。

コープ打出浜は、顧客を西宮市内にも抱えています。
これが無くなると、西宮市内からわざわざ訪れていたお客さんが、
西宮市内のスーパー(万代)に流れることが予想されます。
すると、芦屋市内の収入が減り、税収が減ることになるのです。

つまり、コープ打出浜は芦屋全体の資産でもある、と考えるべきなのです。
これが無くなるというのは、純粋に芦屋市の資産が無くなることを意味しています。

それによって税金負担が増えたり、土地の値段が下がったり、
友人が他市へ転出してしまったり・・・
考えられる悪影響は数多くあります。

しかも、それは長い年月をかけて、我々芦屋市民の
有形・無形資産を蝕んでいく
のです。

結果として想像以上の大打撃を受け、みなさんが住む芦屋の地が
一気に魅力を失う、ということにもなりかねません。

しかも、一度失ったものを再興するのはお金も労力もかかります。
無くなってから戻ってきてくださいと叫んでも、時すでに遅し。
覆水盆に返らずなのです。

スーパーマーケットはインフラである

このように考えていくと、スーパーマーケットとは、単なる一民間企業ではなく、
市民の生活の根幹を支え資産を守り、顧客を地域に呼び込んで定住させる、
インフラとしての役割が大きいことに気づきます。

そうです、スーパーマーケットは、インフラなのです!

道路や電車やスマホと同じ、生活に欠かせないインフラなのです!

採算性をある程度犠牲にしても維持すべき、インフラなのです。

まずは、この意識を持ってスーパーマーケットという存在について
今一度考えてみてほしいのです。

同業種であるコンビニは印刷・チケット購入・市役所業務などをウェブを介して扱うことで
利用者の利便性を確保しており、既にインフラとして人々から認識されています。

スーパーマーケットはそもそもコンビニの先駆け的な存在であったはずが、
企業・利用者の先入観から、スーパーマーケットが単なる食品売り場のような扱いに
なってしまっているのでは、と感じています。

スーパーマーケットは地域の生活と資産を守るインフラである、
というスーパーマーケットの実態に意識を向け、この問題を考えていただきたいと思います。

過去の「営業終了候補店」とその結果について

コープこうべでは、過去に営業終了候補店としていくつかの自社店舗を挙げていました。

営業終了候補店のその後について、簡単にまとめておきます。

・コープミニ猪名川南 (猪名川町若葉)
  2023年 営業継続🌟
  参考記事はこちら⇒ Link

・コープミニ大谷 (西宮市大谷町)
  2023年 営業継続🌟
  参考記事はこちら⇒ Link

・コープミニ月が岡 (神戸市西区月が岡)
  2023年 営業継続🌟
  参考記事はこちら⇒ Link

・コープつかしん (尼崎市塚口本町)
  2023年 閉店😢
  参考記事はこちら⇒ Link
  つかしんは地域の一大ショッピングセンターということもあり、
  インパクトはかなり大きいものがあったようです。

・コープミニ荒田 (神戸市兵庫区荒田町)
  2023年 閉店😢
  参考記事はこちら⇒ Link

・コープミニ山田 (吹田市山田東)
  2023年 閉店😢
  参考記事はこちら⇒ Link

・コープ東加古川 (加古川市平岡町)
  2023年 閉店😢
  参考記事はこちら⇒ Link
  店舗は閉店となるものの、つどい場『虹』や、
  宅配商品受取場所『めーむひろば』としての営業が
  引き続き行われるそうです。

・コープ長田 (神戸市長田区片山町)
  2024年 営業継続🌟
  参考記事はこちら ⇒ Link

・コープ加西 (加西市北条町)
  2024年 閉店😢
  参考記事はこちら ⇒ Link

・コープ箕面中央 (箕面市坊島)
  2024年 閉店😢
  参考記事はこちら ⇒ Link

2023年・24年の2年間で、営業終了候補店として挙げられたのは10店舗。
そのうち営業継続の判断が下されたのは4店舗、
残りの6店舗が閉店の憂き目にあっています。

さらに、コープこうべでは2019年度から不採算店の整理を始めており、
2021年~22年度にかけて合計11店舗が閉店になっていました。

つまり、2021年~24年度までの4年間で、17店舗ものコープこうべ系列店が
閉店してしまった、ということですね。

私個人としては、営業終了候補店のうち閉店した数の方が営業継続した数よりも多い、
という事実
を知り、大きな危機感を抱いているところです。

どうすれば閉店を免れることができるのか

閉店の判断が下された店舗では、いずれも採算性の悪化が改善されないことが
閉店理由として挙げられています。

つまり、コープ打出浜も売上が改善されなければ、閉店されてしまう、ということです。

では具体的にどの程度の売上があればよいかというと、葉書にもお知らせいただいた通り、
2割の売上増が必要ということです。

単純に考えると、月5回利用している人は月6回、
週5回利用している人は週6回利用してください、
ということですね。

それでも、過去に閉店したコープミニ荒田コープミニ山田の閉店を取り扱った記事には、
お客さんに店舗の利用呼び掛けたり、売り場の魅力向上や経費削減などに取り組み、
閉店を免れるための営業努力を行っていたものの、業務改善の見通しが立たず、
やむなく閉店に至った
、との記載がありました。

できる限りの営業努力を行ってもなお、閉店せざるを得なかったわけですから、
閉店を回避するためには並々ならぬ努力と地域の協力が必要なことは想像できます。

閉店を免れた店舗はどうなったのか?

営業終了候補店のうち、閉店を免れた店舗がどうなったのか、2つ例を挙げておきます。

コープ長田では、営業継続が決まった時期に合わせて店舗のリニューアルオープンを行っています。
店内の設備・配置が一新され、地域や時代のニーズに合わせた店舗に生まれ変わっています。

記事を見た限りでは、高齢者や単身の顧客が多い土地柄に合わせて、
内容量を敢えて少なくして種類と数を増やしたパック惣菜が増えて便利になり、
冷凍食品コーナーまでのアクセスが良くなったりと、工夫が凝らされています。

【神戸市】地域になくてはならない存在「コープ長田」。閉店危機を乗り越え、ついにリニューアルオープン!(モチャコ) - エキスパート - Yahoo!ニュース
お待たせしました!老朽化した冷蔵・冷凍設備を交換するため、2025年3月18日(火)~28日(金)の間休業していた「コープ長田」の営業が再開しました!外観は以前と全く変化なしリニューアルオープンは20

コープミニ月が岡では、新装オープンを果たし、地域住民らが連携した販売会や体験会が行われる行事『コープフェスタ月が岡』が催されたり、地域住民が自由に使えるスペースとして『コープのつどい場月が岡』が新設されるなどし、コープこうべの中でも事業モデルになるお店として評価されているそうです。

さらに同店の2023年度の売上内訳を見ていくと、
2023年4月、営業終了候補店の発表直後の月間売上は1266万円だったものが、
翌5月からは1500万円前後と約2割増し、前年比で言えば約3割増となっていたことがわかります。

つまり、我々の取り組み如何によっては、コープミニ月が丘と同じ現象が再現され、
閉店が回避される、ということですよね。

閉店候補が一転、地域連携で「モデル店」に コープミニ月が丘で新装オープン式典
【神戸経済ニュース】生活協同組合のコープこうべ(神戸市東灘区)は23日、店舗「コープミニ月が丘」(神戸市西区)で同店の新装オープンを祝う式典を開催した。同時に地域住民らが連携して販売会や体験会なども開く行事「コープフェスタ月が丘」を開催した...
コープミニ月が丘問題
生活協同組合コープこうべの最新情報はこちら

コープ打出浜が営業継続するだけでなく、
コープ長田コープミニ月が岡のように利用しやすくなり、
地域の人々が集うような場所に生まれ変わってくれたら、嬉しいですよね。

さらには、コープミニ月が岡のようにコープこうべの新しい事業モデルになり、
全国的に有名になれば、我々周辺住民としても鼻高々ではありませんか?!

それなら赤字でも経営を続けるべきだ!

と思われる方も少なからずおられるかもしれません。
ところが、ここで一つ重大な事実をお伝えしますと、

すでに、コープ打出浜は膨大な営業赤字に苦しんでいるのです。
なぜ、そのようなことが言えるのでしょうか。

コープミニ月が岡の例を見てみましょう。
記事の一部を引用しますが、とても良い記事ですので興味のある方は
元ページで原文をご覧になることをお勧めします。

 コープこうべは「供給高(売上高)に対する赤字額が8%」「建物の老朽化など施設課題がある場合は、供給高に対する赤字額が4%」との基準を設定。基準よりも赤字が大きい店舗を閉店候補とした。22年度(23年3月期)にコープミニ月が丘の赤字額は供給高の10%を超えていた。自治会などの取り組みによって、これが23年4月〜24年2月の累計で3%台にまで回復。取り組みの結果、地域外に流れていた買い物需要が地元に回帰した形だ。来店客から品ぞろえに関するリクエストも増え、売れる商品を棚に置くことができたのも収支の改善に寄与した。

(中略)

 とはいえ依然として店舗の赤字は続く。月が丘自治会では店舗存続だけでなく「地域の持続可能性のためには若い世代を呼び込むことが必要で、地域で安全安心に子育てするための環境づくりに力を入れる」(小川自治会長)という。営業継続が決まり、古くなった冷蔵ケースを入れ替えた現在も売上高の掲示は続けている(1枚目の写真)。次の目標はコープミニ月が丘の店舗単独での黒字転換になるだろう。成功すれば改めて全国に、「地域と小売店との関係とは何か」を問い直すことになるかもしれない。(2枚目の写真は「コープフェスタ月が丘」の一環で開催した子供食堂の様子)

神戸経済ニュース https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-16254.html

記事によると、コープミニ月が丘では赤字が10%までに膨らんでいたということです。
この赤字が3%台に収まったことで、営業継続の判断が下されるに至った。

そうなのか、と思い再度コープ打出浜の店舗内を調べてみると、
張り紙がもう一枚見つかりました。

その張り紙によると、同店の2024年度の店舗の売上は、
4億3869万円、営業赤字が2738万円で、赤字率が6.2%

コープこうべは営業終了候補店を赤字で長らく運営されていた、ということになります。
しかも、売上が改善し営業継続になったお店ですらなお、赤字である
というのです。

なかなか衝撃的な事実ではないでしょうか・・・!!

これも全ては地域のため。
コープこうべは赤字を垂れ流してでも、地域住民のためにお店を開いてくれていたのです。

この姿勢には、本当に頭が下がります。

そんな彼らに対して、これ以上赤字経営を続けてでも地域に貢献しろ、
なんて厚かましいことを言うことは、私はできません。

周辺住民として、彼らの売上改善に微力を注ぎ、営業継続に貢献したいという想いなのです。

コープ打出浜への提言

ここからは、僭越ながら周辺の一市民であるアシヤタガラスが、
コープ打出浜に閉店回避へ向けた提言を申し上げていきたいと思います。

他店との差別化、推し商品の明確化

コープ打出浜について、私がいつも思うことは、
あまり他店と差別化ができていない、いえもっと具体的に言えば、
差別化できるポイントがあるのに、それをアピールできていない
ということです。

コープ打出浜が他社店舗と比べて推すべきと個人的に思うのは、
コープの自社開発製品、それと惣菜の豊富さではないか、と思います。

海外産の素材が使われている他社製品と違って、
たとえばコープブランドの製品である豆腐や味噌などは
国内生産の大豆が使われていて、安全安心。
ウィンナーなども無塩せきのものが売られており、
我が家の食卓の彩りに一役買ってくれています。

価格もお手頃で、化学調味料の問題点から安物を
敬遠しがちな方にとっても満足できる
品揃えになっているのではないか、と思っています。

しかし、そのような良質ものであっても
コープブランドの品質を顧客がどこまで把握しているのか疑問です。
なぜなら、商品に国産素材を使用している旨の
表示が目立たないためです。
もっと、自社製品の有能さを訴えていくべきではないでしょうか。

私が知る限り、周辺地域にコープこうべ以上に
安価で安全・安心・健康的な食材を売っているスーパーマーケットはありません。

ライフのビオラルや成城石井・いかりスーパーのように、
高価なものであれば他店にいくらでもあるんですけどね。

惣菜についても同様で、コープ打出浜では豊富な種類の
惣菜が店内で調理され新鮮な状態
でお肉コーナーの隣に並んでいますが、
いまいち店内で存在感が無く、素通りするお客さんも多い印象を受けます。

コープ打出浜は、そのような他店との相違点をもっと顧客にアピールし、
多くのお客さんを呼び込むべきではないか、と考えます。
もっと言えば、健康路線への転換を明確にすることと、
惣菜の豊富さ、新鮮さを対外的に発信していくことです。

そうすることで、他店舗の近隣住民までも新しい顧客として
抱えるポテンシャルを秘めているのではないかと思っています。

生鮮食品の在庫を増やしてほしい

昼過ぎなどお客さんが比較的少ない時間帯に訪れると、
生鮮食品は在庫が枯渇していることもままありますし、
割引価格となっているものしか残っていないことがあります。

割引価格になったものはいくら安いとはいえ、調理方法も限られてくるため
なかなか手を出しにくくなるのも事実です。

お店には、顧客が買いたくなる品物を数多く揃えてほしい、と強く要望したいと思います。

在庫費用が増えるのが経営リスクになることは百も承知で、
そのリスクを負って攻めの経営に出る時期ではないか、と思っています。

だって、ダメでもともとなんですから。

周辺地域と協働すべし

コープ芦屋浜には、南隣に芦屋浜センターという
一般マンションの1Fを吹き抜けテナント化した商業施設が存在します。

ところが現状、コープ打出浜と芦屋浜センターの間には目に見える形で
連携が取られていないように思われます。

競合するお店があることなどが原因として考えらえられますが、
これは非常にもったいない。

そこで、両者が連携を取り、より多くのお客さんを呼び込むことを提案します。

具体的な方策について

まず芦屋浜センターの弱点として、顧客専用の駐車場がないことが挙げられます。
ベーカリー『BAKER』さんなどは、開店前から長蛇の列ができるほどの人気で、
遠方から車で来るお客さんもいるのですが、
駐車場がないためマンション前に路駐する客がいる始末。
道路の幅員が広いからまだいいものの、芦屋浜センターにもっと人気店が増えてくると、
必ず突き当たる問題であると思っています。

そこで、コープ芦屋浜は芦屋浜センター利用者に向けて駐車場を貸し出すのです。
そうすれば、芦屋浜センターにとっても車利用の客が呼び込める。

コープ芦屋浜の駐車場は現状、空いている場合が多く、
もったいないなぁ、と前々から思っていました。

この際、芦屋浜センター利用者に駐車場を貸し出す試みを行い、
上手くいくようであれば、営業継続後には駐車場の拡充を行って
さらなる事業拡大を企画すればよいと思います。

さらに、芦屋浜センター利用者にはコープの割引券やポイントを付与する
そうすれば、芦屋浜センターを利用した流れでコープに訪れる
お客さんを増やすことができます。

もう一つの芦屋浜センターの弱点は、総合案内がないこと。
どんなお店が施設内にあるのか、分かりやすい案内がどこにもないのです。
そこは、私の特集記事を見ていただくとして・・・

というのは半分冗談なのですが、
施設の案内が何もないのは、どうかと思ってしまいます。

そこで、コープ打出浜内に、芦屋浜センターの案内図と
店舗紹介のコーナーを設ける
のです。
そうすることで、芦屋浜センターにとって顧客増のメリットがあります。

コープ打出浜が一方的に提供するばかりでメリットがないのでは、
と思われるかもしれませんが、芦屋浜センターの顧客が増えれば、
そこからの顧客の流入が見込めるため、確実にコープ打出浜も
お客さんが増えるはず
です。

そのような協力体制が出来上がった場合、
コープの駐車場拡充にあたっては、芦屋浜センターの協力を得ることも
可能なのではないか、と思うのですが・・・いかがでしょうか?

親子世代を招き入れるべし

企業が長生きするには、子どもの心を掴め!
とは弥生時代から言われ続けてきたことですが・・・(真偽不明)

コープ打出浜には子供向けイベントの開催が圧倒的に少ないと感じます。
それが、顧客離れの要因にもなっているのでは、と思われます。

子どもを連れてくることに成功すれば、漏れなく親も付いてきます。
そこで魅力的な商品を訴求できれば、財布のひもが緩むということは、
大いに考えられますよね。

さらに、前述の通り芦屋浜センターも巻き込んだイベントにできれば尚お良し。

芦屋浜センターには公文や学研、駄菓子屋『西山商店』など、子どもが集まる店舗も存在します。
これらのお店との相乗効果で、子どもの心を掴むことができれば、
大きな集客効果を得られるのではないでしょうか。

他には、近隣の芦屋国際中高、精道中学校、打出浜小学校の学生を招いてお祭りを行い、
学生たちに屋台で料理を提供させるなど、地域の学生・子どもたちを巻き込んだイベント
開催すれば、大きな需要を産むことができるのではないでしょうか。
コープ打出浜だけで行うには敷地面積が足りない、となれば、
芦屋浜センター1Fの敷地や学校のグラウンドも使わせてもらえばいいと思います。

色々無茶を言っているかもしれませんが、
この中の一つでも何か実現してほしいな、という想いで書いています。

それに、単純にイベントは楽しいですからね。
やることそのものに意味があるのではないか、と思っています。

掲示板・インフルエンサーを活用すべし

今回の営業終了候補についてですが、
必要な人に正しく事態が伝わっているのか、大いに疑問です。

葉書を受け取った人の中には、もうすでにコープ打出浜の閉店が
決まったものと勘違いしている人もいるのではないでしょうか。

また、既存の顧客に対して葉書が送られているのは冒頭に述べた通りですが、
コープ非会員に対しては送られていない様子です。

このような施策だけで、顧客となりうるエリアに
等しく正しく状況が周知されているのでしょうか。

そこで、街には掲示板があり、多くの人が目を通しています。

芦屋市には広報掲示板がありますし、大東町や南宮町には東南会という自治会があり、
自治会が管理している掲示板も存在します。
これらを利用しない手はありません。

芦屋市広報掲示板の掲示内容には制限があり、
市政に関する広報やその他公共的団体、社会教育関係団体等のイベントに限られる
との記載がありますが、物は考えようです。

コープ打出浜が失われる社会的損失を市政に訴えかければ、
市政の問題として掲示を行うことも可能なのではないかと思っています。

また、インフルエンサーをもっと利用すべきです。
芦屋の情報サイトとして最も著名なのは、『芦屋つーしん』さんで、
この問題を早くも取り上げられているのは、さすがの芦屋つーしんさんですが、
葉書の内容を表面的に取り上げられているだけで、課題については
深く掘り下げられていません。

このような著名なインフルエンサーに正しく問題を伝え、
住民にどのような行動を取ってほしいのか
発信してもらえるよう、働きかけるべき
です。

では、その内容とは何かというと、

コープ打出浜は、まだ閉店するとは決まっていないのです。
ですが、このままだと年内には閉店してしまう。
閉店を回避するには、もっと売上を上げる必要がある。
もし閉店してしまうと、市民の生活が大打撃を受ける。

これくらいのシンプルなメッセージで充分なのです。
これを知るべき人に周知する方法を考える。

そのような、なりふり構わず生き残る!という姿勢を企業側が見せてくれれば、
顧客側も何かしてあげたい、と思わされるものではないでしょうか。

お客さんに何をしてほしいのか、具体的に述べるべし

コープが発信した葉書を見る限りでは、
既存の顧客に対して来店機会を増やしてほしい、
という訴えかけを行った、という段階です。

これでは、まだまだ訴えが不十分です。

なぜなら、前述の通り販促を強めて営業努力を行ったにもかかわらず、
閉店となってしまった店舗が多数ある
わけですから、
コープ打出浜も例外ではありません
ただお店に来る回数を増やしてほしい、だけでは間に合わないかもしれず、
もっと他に顧客に対してやってほしいことを訴えるべきだと思っています。

たとえば、個配を控えて店頭に来てほしいと訴える、とか。

個配の売上がどの程度店舗に還元されているのか
部外者の私にはまったくわかりませんし、
本部との関係でそのようなことは言いづらいのかもしれませんが。

他には、用事が無くとも家族を連れてきてほしいと訴える、とか。

財布の紐が固い主婦だけではなく、ご主人や子どもなど
家族も同伴すればそれだけ買うものも増えるという寸法です。

いかがでしょうか。

なかなか奇抜な案なのかもしれませんが、
それくらいの思い切った方策が必要なのではないか、と考えます。
お店の方々にとって、何かご参考になれば幸いです。

市・政治家・自治会への提言

コープ打出浜に対する要望を書き綴ってきましたが、
ここからは芦屋市への提言を行っていきたいと思います。

市・政治家への提言

前述の通り、スーパーマーケットはインフラであり、
ライフラインの根幹であると捉えるべきです。
それに異論をはさむ政治家はいないはずです。
 (もしいたら、政治家としての資質が無いと言わざるを得ません)

インフラを守るのは市と政治家の仕事です。
つまり、コープ打出浜を守り、地域の生活を守るのも
市と政治家の仕事である
、と言えるでしょう。

インフラは、それ自体で人々に利益をもたらすものではなく、
そもそもが単独では採算が取れる構造にはなっていません。

しかし、それが失われたときのデメリットは莫大で、
周辺住民の生活が不便になってしまうのです。

さらにコープ打出浜は、顧客を西宮市内にも抱えており、
市の税収にも大きく関わってくるであろうことは、前述の通りです。

市の財政にも大きな影響を与える出来事になりうるわけで、
この事態を、ただ座視して成り行きに任せるだけでよいのでしょうか?

この問題に敏感にならない政治家は、はっきり言ってセンスがないと言ってよいでしょう。
それでは市や政治家は仕事をサボっている、税金泥棒だと言われても仕方がないと思います。

コープ打出浜が芦屋だけでなく西宮にも跨っているのは不幸中の幸いで、
それによって政治家を動かす一つのコマになるのではないかと感じています。

今後、市や政治家に私から働きかけていく所存です。
その経過もブログに記していきたいと思います。

補助金で店舗を救うことはできないか?

公金チューチュー問題で揺れる世間とは真逆の発想になってしまいますが(笑)、
補助金を投入することはできないのでしょうか?ということを提案したいと思います。

もちろん何の理由もなく一般企業に市税を投入することは、納税者に対する裏切りとなり、
許されることではありません。
ただし、市民にとって有益な使い方であり、かつ再び市税に回収可能なスキームがあれば
たとえ一般企業向けであろうと、補助金を投入してもよいのではないでしょうか。

コープ打出浜が閉店すると、この一部は西宮市のスーパーマーケットや個配業者へと
流出することになり、市税収の減少に至ることは前述した通りです。

つまり、コープ打出浜を補助金で支えることで、市税を補うことに繋がるわけですから、
税金の使い方として
有意義であり、全く問題ない
と考えているのですが、いかがでしょうか?

これは、コープ打出浜に限らず、他のスーパーマーケットにも言えることだと思います。

いくら補助金があれば十分なのか

コープ打出浜の2024年度の売上実績は、4億3869万円でした。

1%の利益に相当するのは4億3869万円の1%である438万6900円。
仮に、4%の利益を補填するとすれば、約1700万円の売上増が必要となります。

これを補助金で補填するとなると、芦屋市の税収にとって
決して小さくない数字ですが、コープ打出浜の売上による
税収を考えれば、十分に回収できる数字なのではないでしょうか。

店員に芦屋市民を雇入れよ

それでも一般企業に税金を投入するのは許せない!とおっしゃる方もおられると思います。

確かにコープこうべは神戸市に本部を持つ企業であり、芦屋市とは複数の店舗を抱える以外に
直接的な繋がりを持ってはいません。
そこに公金を投入するのはいかがなものか、と感じるのは正常な市民感覚だと思います。

ですが、もし仮にコープ打出浜の店員が芦屋市民で構成されていれば、どうでしょうか

芦屋市民で店員が構成されている店舗を補助金で守ることは、
店舗の売上および店員の所得・住民税を守ることに他なりませんし、
市民の雇用を確保することにも繋がります。

芦屋市民が店員となっている店舗を市が守ることに、誰が文句を言うでしょうか。

自治会への提言

コープミニ月が丘の事例では、地域の自治会が立ち上がり、
店舗・市・建物管理団体と協議を行い解決策を模索した
、とあります。

コープミニ月が岡では、見事閉店を回避できたわけですから、
この好例を真似しない手はありません。

コープ打出浜においても、地域の自治会である東南会が音頭をとり、
解決策を模索すべきです。

具体的には、前述のような集客を促すイベントの開催・企画を行ったり、
地域住民への問題の正確な伝達と、取るべき行動の周知。

これをやるだけでも、かなりの助けになるはずです。

コープ打出浜が閉店して最も困るのは、大東町・南宮町の住民です。
彼らのため、一肌脱ぐときがきたのではないでしょうか。

閉店阻止のために我々は何ができるのか

コープ打出浜、市、政治家、自治会に対して提言を行いましたが、
最後に我々一般市民ができることについて、記していきたいと思います。

他人に期待して自分は何も行動しない、では守れるものも守れませんからね。

コープ打出浜の店舗利用機会の増加

あくまでもコープ打出浜を支える主役は、近隣住民です。
我々近隣住民が買い支えることが一番の解決策となります。

週4回行っている人は5回に増やす、普段は買わないものを一品増やす、
店舗に行くときは家族もつれていく、
など無理のない範囲でやれることはあるはずです。

私自身、普段は買わない果物やお惣菜、お菓子やアイスなどを買う機会を増やしていますし、
いままでは調味料やお米などは他店やネットでまとめ買いをしていましたが、
今後はコープ打出浜での購入を増やそうと考えています。

個配をやめて店舗へ行く

これはコープこうべグループとしては言いにくいことだと思いますので、
私めが代わりに高らかに放言したいと思います(笑)。

コープこうべやその他の個配を頼んでいる方は、
いったんそちらの注文量を絞って、コープ打出浜での買い物量を増やしましょう

コープ個配の売上の大部分がコープ打出浜に入っていることは考えにくく、
個配で頼んでいる分を直接店舗に行って買い物をすれば、確実に店舗の売上は上がるはずです。

今回の件の拡散

みなさんのご家族、ご近所、知り合いの方に、この問題を広げていきましょう。
そして、店舗への来店を促すのです。

スーパーマーケットの持つインフラとしての役割を見直し、
地域社会とはどうあるべきか、ということを考え直すいい機会だと思います。
お子さんがおられる方は、夏休みの研究課題にもうってつけだと思いますよ。

また、SNSアカウントをお持ちの方はこの問題を拡散してください。
当サイトのリンクを転用していただいてもかまいませんし、
このページに限り、本文を引用・転載することも問題ありません。

どんどん広めていただければと思っています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

コープ打出浜の営業終了候補店について、まとめてみました。

微力ながら、当サイトがコープ打出浜の閉店回避に貢献できればうれしいです。

みなさん、コープ打出浜に行きましょう!

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