ネリ vs ホバニシャン 2023/2/18対戦予想

こんにちは。3度の飯より殴り合いが好きなアシヤタガラスです。(嘘です)

憎き日本人の敵、ルイス・ネリの次戦が決定しました。

気になる対戦相手や試合の背景を説明し、アシヤタガラス独自の展開予想と結果予想をしていきます。

どうなるのか分かりません!なんていう逃げの予想ではなく、ラウンドまで指定して予想しちゃいます。当たれ~~

試合後記

筆者の予想を覆し(いや何様)、ルイス・ネリがKO勝利を挙げました!ネリさん、すんません!勝つとは思ってなかったんです・・・
ネリ、ホバニシャンに何度も押しこまれる苦しい展開ながら、効果的なパンチを積み重ねつづけて最後は根気勝ちといったところでしたね。
ネリはこれで王者戦線に踏みとどまりました。やはり、強い。ですが、井上選手の敵ではないかな・・・
ホバニシャンは体格で勝る相手に愚直に攻めていき、返り討ちにあったことで実力の底を見せる戦いとなってしまいましたね。

ルイス・ネリってどんなボクサー?

WBC世界スーパーバンタム級1位のチャンピオン候補です。

2017年、当時のWBC世界バンタム級チャンピオン、山中慎介に挑戦し王座を獲得したもののドーピング違反を犯し、再戦となった2018年には恋的な大幅な体重超過を犯して山中選手を圧倒したことで、日本中のボクシングファンを敵に回したことは記憶に新しいですね。(あれからもう5年。はやいな~)

ネリは山中選手とのタイトルマッチでの体重超過により、バンタム級王座を剥奪されました。その後も体重超過を繰り返した結果、バンタムで体を作ることができなくなったのか、スーパーバンタムへ階級を上げています。その後、WBC世界スーパーバンタム級でも王座を得て2階級制覇しますが、ブランドン・フィゲロア選手との戦いで初黒星を喫し、王座から陥落し今に至ります。

ボクシングの実力はあるものの、何度も体重超過を犯したり、ドーピングはメキシコの肉に成分が含まれていたからだ(メキシコ肉というパワーワードも当時話題になりました)と数々のトラブルメーカーとして知られています。

試合の舞台は?

2023年2月18日、WBC世界スーパーバンタム級王者挑戦者決定戦。米カリフォルニア州ポモナにて試合が行われます。

ネリの対戦相手は?

アザト・ホバニシャン、WBC世界スーパーバンタム級2位の世界ランカーです。

あの井上尚弥選手が2022年にアメリカ合宿を行いました。訪問したワイルドカードジムで、所属するホバニシャンとスパーをし、意外にも井上選手が苦戦する様子がTVで放送されたことで日本でも一定の知名度がある選手です。

実績も実力も十分なのですが、マッチメイクに恵まれず王座を得るには至っていません。

試合の背景

彼らにはちょっとした因縁があり、かつてワイルドカードジムに同時期に所属した同僚でした。その後、ネリが素行の悪さからジムを追い出される形となりました。

再三再四、井上尚弥選手を挑発してきたネリと、スパーで井上選手と拳を交えたホバニシャン。ここで井上選手への挑戦権を掛けて戦うことになりそうです(私は井上選手がフルトンに勝利すると予想しています)。井上というターゲットを前に、かつての同僚が拳を交えることになりました。

試合の展開予想

ネリのファイトスタイル

ネリはサウスポースタイルで距離を保ちながらガードを固めてジリジリと前進し、左右の強烈なフックを早い回転力で浴びせ、圧力をかけて相手をすりつぶすファイトスタイルです。パンチの当て感、中間距離では多彩なパンチと技術を持つ選手ですが、鋭い出足は持たないことから、中間距離を主戦場としています。フィゲロアに接近戦に持ち込まれて敗れたことで、接近戦の意外な脆さとボディの弱点が明るみになる試合となりました。

ホバニシャンのファイトスタイル

スーパーバンタムとは思えないような大柄な体と広大な広背筋を持ち、他のスーパーバンタム級選手たちとは明らかにサイズが異なる選手。その体格を活かし、ガードを固めながら相手をすりつぶすように前進する、ネリとも似たファイトスタイルを持っているといえます。

実際の試合はこういう展開になる?

二人のファイトスタイルは、ガードを上げてプレッシャーをかけるように前進し、中間距離で相手に強打を与え続けるスタイル。似たファイトスタイルを持つ選手同士の戦いは間違いなく噛みあうことでしょう。

しかし身体のフレームの大きさでは圧倒的にホバニシャンに分があり、体の押し合いではまず間違いなくホバニシャンに軍配が上がるため、次第にホバニシャンが前進、後退するネリという展開になると思われます。ネリは体重の乗った重いパンチを被弾して後退するという図式が想像できます。自然、体重が後ろに乗ったネリのパンチは軽くなり、前のめりとなったホバニシャンのパンチは重くなる。この悪循環に陥ると予想します。フィゲロア戦の再現となってしまうでしょう。

また、仮にアウトボクシングを選択したとしても、ネリのディフェンス能力はさほど高くなく、ホバニシャンの圧力をアウトボクシングで捌ききれるとは考えにくい。早い段階で捕まってしまうのは目に見えています。ネリがホバニシャンの攻撃を捌ききれずに捕まってしまうのか、はたまたネリが詰められる前にカウンターフックで効かせることができるのか。アウトボクシングを選ぶ場合、ネリはそこに賭けてくることでしょう。そこで主導権を失うと、いずれは逃げ足をつぶされて沈むことになります。

一方のホバニシャンは、いつも通りの戦いで十分にネリを捕まえられると考えているはず。私も同じように考えており、どう転んでもホバニシャンの勝利は揺らがないと考えてます。

唯一ネリが勝利を得るとすれば、距離を大きく取ったり密着して距離をつぶしたり、間合いをうまく支配できた場合のみであると思われます。しかしそれには様々な技術が求められ、それをホバニシャン相手に完遂できるのは、今のスーパーバンタムにはフルトンと井上尚弥選手くらいしかいないのでは。ネリが自らの体格の不利を知っていれば、この戦い方を練ってくる可能性もありますが・・・彼の傲慢な性格から考えてそれはないかなと思っています。

試合結果予想

結果予想ですが、ずばり、7RでのホバニシャンのKO勝利と予想します。

ホバニシャンが序盤の主導権争いでネリを下がらせ、3,4Rあたりから徐々にネリをロープに押し込んでいく。ボディで脚を止めた後、7Rで体重の乗った左右のフックがネリの顔面に炸裂し、失神KO。再び、日本人の溜飲が下がる結果となると予想しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ネリは元2階級制覇チャンピオンということで識者からも実力者として評価されることの多い選手ですが、内実はさほどだと思います。バンタムでは フレーム差で勝利を得ていましたが、そのアドバンテージもスーパーバンタムでは無くなっています。

ホバニシャンは、この試合をステップアップとし、井上選手への挑戦などでようやく日の目を見る、節目の試合となりそうです。

2月の試合が、楽しみですね!

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