こんにちは、アシヤタガラスです。
2023年6月19日に芦屋市議会の本会議にて
議員による一般質問が行われました。
参政党の西﨑薫(にしざきかおる)さん
による一般質問内容と芦屋市の答弁が
興味深かったので、内容を書き起こしました。
一般質問を見る時間が無かった方も、
ご参考いただければと思っています。
2023年6月19日 芦屋市議会 令和5年第3回定例会 本会議 参政党 西﨑薫氏 一般質問内容
2023年6月19日 令和5年第3回定例会 本会議
↑ 芦屋市のアーカイブから動画も確認できます
質問者
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫
議題
(18)教育の抜本的な見直しについて
(19)集会所の新たな活用方法について
教育の抜本的な見直しについて
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫 質問1
芦屋市の学校教育は市民にこのように思われている。
芦屋市内の学校への進学率が低い。
芦屋の高等教育が信用されていない。
偏差値が低い。
社会に役立つ人づくりができていない。
世間は将来の安心を求めている。
いい学校、いい会社に入るために高い偏差値を求めている。
その背景があり、偏差値偏重の教育になっている。
一方で、
不登校、ひきこもり、いじめ、自殺の増加傾向。
これらの教育の問題がある。
これは、自己肯定感が下がっていることが
原因であると考える。
偏差値偏重ではなく、本来の教育に立ち戻るべき。
皆と同じが良いわけではない。
基礎的な力を土台として偉人達の歴史を学ぶ
ことで自己肯定感を育む。
人のため、社会のために働ける人づくりを行うべきと考える。
根本的な原因について、どう考えているのか。
これらの教育問題について、どう取り組んでいるのか。
自己肯定感を育むことの重要性についてどう認識しているのか。
また、そのための公立のニュースクール設立についてどう考えるか。
市としての意見を聞きたい。
また、市内13か所の集会所の利用機会増進のため、
マルシェを開催することについてどう考えるか。 (後述)
芦屋市長 高島崚輔 答弁1 西崎氏質問1に対する答弁
集会所が利用しやすい施設となることには賛成。
集会所でのマルシェ開催は可。
ただし条例により、営利目的での利用は不可。
その範囲内での利用とされたい。
芦屋市教育長 福岡憲助 答弁1 西崎氏質問1に対する答弁
不登校、ひきこもり、いじめなどの
個々の事象増加原因は不明。
一人ひとりの状況に応じ、学校全体でケアをしている。
成果を出せていると考える。
ニュースクール設立については考えてはいない。
自己肯定感を育むのは大切と考える。
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫 質問2
原因が分からないのに対処をしている、というのか。
全国的な傾向についてどう考えているのか?
芦屋市教育長 福岡憲助 答弁2 西崎氏質問2に対する答弁
子どもが減っているのに事象が増えているのは、その通り。
子ども個人に対する状況については個別に対処している。
全体として増加している原因は分からない。
原因の割合として多いのは学業不振。
それに対する不安など。
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫 質問3
私が考える原因は、2つ。
一つは個性を尊重することを教えられていないということ。
もう一つは、勝つことだけを教えて逃げることを教えていない。
各教師はもちろん頑張っているが、根本的な原因をとらえる必要がある。
学校が個々の個性を尊重できている、と考えているのか。
芦屋市教育長 福岡憲助 答弁3 西崎氏質問3に対する答弁
学業偏重となっているのは、その通り。
その中で、一人ひとりの物差しが違う、ということはある。
一人ひとりに合った教育が大事で、教師は献身的に実践している。
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫 質問4
たとえば、
低い点を取っていた生徒が平均的な点を取ったケースと、
高い点を取っていた生徒が更に高い点を取ったケース。
通知簿には前者は3、後者は5がつけられるが、
これはおかしくないか。
数学ができない、頑張った、などなど
それぞれを個性としてとらえる必要がある。
個々の対応を増やす、ということを教育界は
何十年も続けてきたが、
日本財団の2019年の18歳意識調査では、
日本が良くなると思っているのは9.6%。
日本の国や社会を変えることができる、
と思っているのは18.3%。
他の先進国とは大きな差がある。
さらに事象が増加傾向にある、という現状がある。
教育の目指すものは、こういう結果ではなかったはず。
これで個々のケースに対応するというのは、限界がきているのでは?
教員がこれ以上個別に対応するのは、不可能では。
頑張っている方向がそもそも間違っているのでは、と考えるべきでは。
そうではなく、個々の個性を認める。
勉強ができないことを、個性として捉える。
良い悪いと評価するからおかしくなる。
日本の教育、社会全体が、皆が同じであることが正しい、
同じ方向に向かってしまっている。
その中で、不登校やひきこもりで
苦しんでいる子供たちは真面目な子供たち。
私が提唱するニュースクールが普通の学校と何が違うかというと、
生徒の苦手なことなどを個性として捉えるということ。
中学2年生くらいまでの基礎学習はもちろん大事で、
それを抑えたうえで、歴史教育に力を入れる。
芦屋や日本を守ってきた先人たちの生きた歴史を、
多感な時期の子供に教える。
そうすれば、不登校などの多くの問題は解決に向かうと考える。
それほど、教育というのは大切なもの。
教育長の言われた対処療法的なことではなく、
原因をもっと根本的なところ、今の学校のシステム、
教育内容がおかしいという結論になる。
個々の問題が異なる、と原因をぼやかしてしまうと、次に進めなくなる。
教育委員会の中でも、もっと根本原因に突っ込んだ議論をしてほしい。
次に、芦屋市の教育現場が取り組んでいることの
成果についてお聞かせ願いたい。
芦屋市教育長 福岡憲助 答弁4 西崎氏質問4に対する答弁
不登校の子供にどのように向き合っているのか、
ということを回答させていただいた。
教師個人が抱え込まずに組織全体で取り組むことで、
少しずつ生徒個人の状況は良くなっている。
芦屋市議会議員 参政党 西﨑薫 質問5
それはどこの学校でもやっていること。
教育委員会がそこに加わるというのは、具体的にどういう状況か。
芦屋市教育長 福岡憲助 答弁5 西崎氏質問5に対する答弁
学校は先ほど述べたような対応を組織全体で行っている。
教育委員会は、専門職の支援を仰いだり、情報収集を行っている。
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