こんにちは、アシヤタガラスです。
このページでは、新婚・子育て世代の芦屋市への移住を促進するため、芦屋市の待機児童の状況についてまとめています。
皆様の芦屋市移転の一助となれば幸いです。
芦屋市の保育所等の入所児童人数について
芦屋市の保育所等の入所児童人数については、芦屋市役所HPにて公表されています。
当該ページへのリンクはこちら ↓↓
https://www.city.ashiya.lg.jp/kodomo/yotei.html
2025年10月現在の時点で、いくつかの保育園・こども園・幼稚園で枠が空いている状況です。
移動手段にも依りますが、少々遠方であっても空き枠のある園に子どもを預けて働きに出る選択肢があるのは、新婚世帯や子育て世帯にとっては心強いことだと思います。
芦屋市 待機児童数
インターネットのサイトによっては、以下のリンク先にあるように待機児童が一桁となり問題は解消されたと紹介しているものがあるのですが、本当のところはどうなのでしょうか?

2025年10月現在、合計で188人の待機児童がいることが、芦屋市役所HPの公表により判明しています。
当該ページへのリンクはこちら ↓↓
https://www.city.ashiya.lg.jp/kodomo/yotei.html
過去の待機児童数と比較してみると、
2019年10月 332人
2020年10月 284人
2021年10月 282人
2022年10月 224人
2023年10月 212人
2024年10月 217人
と記載があります。
全国で待機児童が問題となったのは2015~2020年頃で、「保育園落ちた日本◯ね」などという残念な言葉が取り沙汰されたのもこの頃だったと記憶しています。
芦屋市では昨年と比較して約30人、ピークだった2019年と比べても約140人の待機児童が減少しており、受け入れ枠がある園が芦屋市内でも散見される状況を見ても、入所を巡る環境は確実に改善していることがわかります。

芦屋市の地域別 待機児童数
一方で、2025年の待機児童数を地域別に見ていきますと、
国道2号線以北(JR沿線以北とほぼ同エリア)
77人
国道2号線以南~国道43号線以北(JR沿線以南~阪神沿線以北とほぼ同エリア)
22人
国道43号線以南~臨港線以北
56人
芦屋浜地区
15人
南芦屋浜地区(潮芦屋)
9人
市外
9人
という内訳となっています。
市内の人口ボリュームゾーンともいえる、国道2号線以北エリアと、国道43号線以南~臨港線以北エリアに全体の約7割にあたる133人の待機児童が集中していることがわかります。
芦屋市の年齢別 待機児童数
待機児童の問題は大きく分けて0~2歳の乳幼児期と3~5歳の児童期に分けられます。
2025年10月の芦屋市の待機児童数は、
0~2歳の乳幼児期
154人
3~5歳の児童期
34人
という内訳となっており、約80%が乳幼児期の待機児童であることがわかります。
実際、3~5際の児童期においては定員割れしている園も発生しているのです。
最も手のかかる乳幼児期にこそ保育サービスが必要となるのですが、その実情と相反して乳幼児期の待機児童が多いことを知ると、まだまだ待機児童問題が大きな課題として市に根ざしていることがわかるでしょう。

一般的にオススメされている芦屋市の移住地域
あくまで私アシヤタガラスの個人的な意見である、ということで最初にお断りしておきたいのですが、新婚・子育て世代にとって芦屋市のどこが住みよい地域なのか、私見を記載しておきたいと思います。
結論から申しますと、
国道43号線以南~臨港線以北
が、私アシヤタガラスがおすすめする移住エリアとなります。
このエリアは、実際に私が住んでいるエリアでもあります。
当サイトで定義している、浜芦屋地域の浜北東エリアと浜北西エリアが該当エリアになります。その理由は後述するとして、私がおすすめするエリアは、他サイトや不動産会社などはあまりおすすめしていないエリアであるはずです。それはなぜでしょうか。

サイトによっては、子育て世帯におすすめのエリアとしてJR芦屋駅周辺や芦屋市総合公園周辺を紹介しているページがあります。

よく見かける意見なのですが、はっきり申し上げて私はおすすめしていません。それは、なぜか。
JR芦屋駅周辺の子育て事情
まず、JR芦屋駅周辺は船戸町の地価が100万円/m2と市内でもかなり高額で、住宅取得のための費用が庶民には手が届きにくいというのが実態です。実際、芦屋駅周辺に足を運ぶと分かりますが、駅前は高級外車が当たり前のように往来しており、メルセデス・ベンツは当たり前、マセラティやロールス・ロイスなど、超高級車が珍しくない、という世界です。

一般的なサラリーマンや中低所得者にとっては住宅取得後もかなりの背伸びを求められ、近隣住民とも金銭感覚や価値観が合わない可能性が高くなります。
さらに、学区が山手小学校・岩園小学校・朝日ヶ丘小学校・山手中学校のエリアとなり、通学経路が遠方になる上に、山登りと見紛うほどの坂道を歩かねばならず、お子さんの通学の負担は計り知れません。そのため、私立小中学に通わせる世帯も多い、という話も聞くほどです。
以上が、JR芦屋駅周辺がおすすめできない理由です。
もちろん、上記の問題を解消できる収入源がある方や、無理をしてでも子どもを富裕層に日常的に触れさせたい、と考える方々にとっては、同エリアは治安も環境もよい場所であり、おすすめできるエリアになります。
なお、このエリアは上記の国道2号線以北(JR沿線以北とほぼ同エリア)が該当エリアとなるのですが、待機児童数は市内で最も多い77人となっています。これは問題であるように思えますが、上記のように金銭的に余裕があれば車でもって他市の園へ送迎することも可能でしょうし、待機児童の数は大きな問題であると言い切れないように思います。
要は、親御さんの覚悟次第、ということですね。

芦屋市総合公園周辺の子育て事情
芦屋市総合公園周辺についても、JR芦屋駅周辺と事情は同じです。
地価は南浜町で12万円/m2と、JR芦屋駅周辺と比べて意外と低く、神戸市や西宮市と比べても十分に低いといえます。住宅取得においては金銭的なハードルは低いといえるかもしれません。

ただ、住民の実態を見てみると、社長や会社役員などの富裕層や外国人の家族が多い。
あくまで私個人の印象ですが、JR芦屋駅周辺は古くから芦屋に住んでいる富裕層、南芦屋浜は新しく芦屋に移住してきた富裕層や外国人、というイメージがあります。
さらに、公共交通機関がバスしかないため、電車での移動には不便を感じるかもしれません。
これらの点を踏まえて、自分や家族が馴染めるかどうかを慎重に見極める必要がありそうです。
ただし、さきほども申しましたが、それらの問題点が解消できるならば、同エリアも非常に住みよい、素晴らしい地域です。
待機児童の数も9人と、市内で最小のエリアとなっていて、緑や広場も多くて海も近く、子育てには最高の環境であると言えるでしょう。

JR芦屋駅・芦屋市総合公園付近がおすすめされる裏事情
これは私の私見ですが、同エリアは単に不動産会社がおすすめしたいエリアである、ということなのではないでしょうか。
JR芦屋駅周辺は地価の高騰、芦屋市総合公園は宅地面積の広さにより住宅費用が高騰します。
その分、顧客との契約締結時にもらえる住宅取得費用の数%にあたる手数料が高額になる、という仕組みです。これを得て美味い思いをしたい、という不動産会社の思惑に基づいて書かれた記事なのではないか?と勘ぐっているわけです。

JR芦屋駅・芦屋市総合公園付近は決して万人におすすめできるエリアというわけではなく、住む人間を選ぶエリアである、と私は考えています。
なぜ国道43号線以南~臨港線以北への移住をオススメするのか
一方で、私アシヤタガラスは国道43号線以南~臨港線以北への移住をおすすめしています。
一見して、待機児童数は56人と市内で2番めに多いエリアであるにもかかわらず、なぜ同エリアをおすすめするのか。
その理由をご説明します。
国道43号線以南~臨港線以北への移住をオススメする理由① 金銭面
まず、住宅取得、金銭面のお話からですが、同エリアの代表地点、呉川町の地価は32万2千円/m2となっています。この地価は神戸市や西宮市の主要鉄道路線(JR・阪急・阪神)沿いの地価と同等となっており、一般庶民にも手の届きやすい価格となっています。
実際、サラリーマンや地方公務員など、いわゆる一般庶民が多く住んでいるエリアであると言えます。一般庶民にとって、金銭感覚や価値観の合う仲間が見つかりやすいと思われます。
国道43号線以南~臨港線以北への移住をオススメする理由② 移動面
さらに、同エリアはほぼ平坦な地形となっていて坂道が少なく、通勤通学の移動の負担も少なくなります。
小学校や中学校も多く、義務教育の範囲では通学で苦労することはほぼ無いといって良いでしょう。
高校生になったら・・・?子どもに苦労させれば、いいんです!
義務教育も終わりです。愛を持って子どもを谷へ突き落とす、親ライオンになってください!(笑)

国道43号線以南~臨港線以北への移住をオススメする理由③ 待機児童の考え方
前述の通り、同エリアは待機児童が56人と市内で2番めに多いエリア。
保育のことを考えれば不安で移住に踏み切れない、という親御さんも多くおられるでしょう。
ですが、ここで同エリアの平坦な地形がモノを言います。
地形が平坦ですから移動の負担が少ない、ということは、神戸市や西宮市まで入所範囲を広げることができるということです。
実際、芦屋市内から西宮市のこども園に通っている、という知人も居ますし、逆に西宮市や神戸市から芦屋市内の園に通わせている方もいらっしゃいます。
移動が大きな課題となっている待機児童問題ですが、平坦な地形である国道43号線以南~臨港線以北エリアは、その問題に一筋の光を差し込むのではないでしょうか。
私アシヤタガラスが移住した際の考え方
何を隠そう、私アシヤタガラス自身が他県からの移住者でございます。もはや根っからの芦屋市民であるかのような顔をして記事を書いておりますが・・・まだまだ移住して10年足らずの新参芦屋市民なのです。
私が移住した際に重視した条件は、以下の4点でした。
①JR駅から自転車で15分圏内であること
とあるJR駅の近くの会社に通勤していた私は、バス通勤はやりたくなかった。出費を抑えたかったし、交通事情によって通勤時間が左右されるバス利用は避けたかった。となると、最寄り駅までの移動手段の選択肢は自転車一択となります。
毎日の通勤で苦にならない自転車の時間はせいぜい15分くらい、距離にして約2km程度かなと考え、JRの駅から半径2km以内で住居を探しました。
②住宅取得額が高くなりすぎないこと
住宅ローンで賄える範囲で家を探すことが最低条件でした。住む前は芦屋に住むなんて高額すぎるでしょ?!とんでもない!と思っていましたが、①の条件にJR芦屋駅も含まれるわけです。
そこで、JR芦屋駅から半径2km以内の地価を調べてみると、この国道43号線以南~臨港線以北エリアは他市と比べても特別高くもないし低くもない、というエリアだったんですよね。
そこで、このエリアが私の移住先として候補に躍り出てきたんです。
自分で調べてみるって、本当に大事です。
さらに、一般庶民である自分が、住むにあたって背伸びする必要がない、ということは周辺住民も同様の金銭感覚である可能性が高い。住心地というか、心のゆとり面から考えても快適に暮らすことができるんじゃないか、と考えした。
③生活必需の施設があること
スーパーマーケット、病院クリニック、コンビニなど生活に必需な施設が徒歩圏内にあることも重要な判断基準でしたが、国道43号線以南~臨港線以北エリアには多くの施設があり、この問題もあっけなく解消です。
よくよく考えれば、スーパーマーケットなどは通販や個配で済ませてしまう人もいるでしょうし、コスト割高なコンビニを利用する必要性も低い。病院やクリニックについては、何件も自分の足で探して、自分に合う医療を探すべきです。そう考えれば、この問題は実は大きな問題ではないことがわかってきます。
④子どもの通学で困らないこと
地価や通勤で問題がなかったとしても、肝心の子どもの通学で問題が発生すれば意味がありません。
国道43号線以南~臨港線以北エリアは前述の通り小学校と中学校が整備されており、通学に困ることはないと判断しました。

実際に住んでみてどうだったか?
10年ほど前に他県から移り住んできたわけですが、親切な方々に囲まれ何不自由なく、子どもたちも多くの子どもに囲まれスクスクと生活できています。
なにより緑道や大小様々な公園が点在しており、子どもとの外遊びにも困らないのが嬉しかったですね。
今後、なにか大きな問題が発生しないと限ったわけではありませんが、この国道43号線以南~臨港線以北エリアに移住してきて大正解だったな、と今は思っています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
なんだか、最後は私の個人的な趣向をお披露目したようなページになってしまいましたが(笑)、これから芦屋へ移住したい!と考えられている新婚・子育て世帯にとっては大いに参考になる内容になったのではないか、と自負しています。
この記事を呼んで芦屋への移住を決意してくださった方と、実際に芦屋の街でリアルにお会いすることができる日を、心待ちにしています。

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