打出交差点にエレベータ登場予定! バリアフリー化が進み

国道43号線を渡るのって、ちょっと危なく感じることがありますよね。歩行者用信号も短いし、車も高速でビュンビュン走ってるし。中でも阪神打出駅南側の打出交差点は、交差点の形も複雑で車が見えにくく、歩行者も危険を感じることが多かったのではないでしょうか。エレベーターが新しく設置されて、打出交差点がどう変わるのでしょうか。

アシヤタガラス
アシヤタガラス

打出の交差点にエレベーターできるんや!?

なんかワクワクするやん♪

現状を確認しておきましょう

エレベーターが設置されるのはどこ?

まず、エレベーターの設置場所を確認しておきましょう。

打出交差点は主に、南西側と北西側の間が歩行者が多い交差点です。その間に掛かる歩道橋にエレベーターが設置されます。北側南側両方です。(↓図の赤●部です)

打出交差点歩道橋の今の状況は?

歩道橋にはもともと階段とスロープがついていました。交差点に近い方にはスロープが、階段はスロープの逆側、西側にありました。

いま、現在は工事が進み南側のスロープは入口が潰されて使えなくなっています。スロープを使えないと困る人も多いと思うのですが、もう少しの辛抱です・・・

打出交差点の何が問題なのか?

打出交差点は、国道43号線と稲荷山線が交わるところにあります。東西に貫く国道43号線は、片側3車線の阪神間の最大の幹線道路。早朝から夜遅くまで、車の通行が途切れることがない、関西の大動脈です。一方、稲荷山線は打出駅南の住宅街と北側とをつなぐ数少ない道路です。

渋滞が発生しやすい

南北の交通量を重要視して東西の交通量が減ると、大きな渋滞が発生して関西の交通に悪影響が発生します。一方で、現在は南北行の渋滞が発生しやすい傾向にあるようです。これは、打出交差点の構造自体に問題がある、とアシヤタガラスは考えており、この問題についてはおいおい取り上げていく予定です。

青信号が短い

南北行は東西の交通量への影響を考えてのことか、青信号の時間が短い印象。数えてみたところ、約30秒でした。南北間の距離は約30m。老人や子供の脚で安全に渡りきるには、1分くらい欲しいところ。今の青信号の設定では、中央分離帯まで到達するのがギリギリな方も多いはず。少し青信号の時間が短いのでは?と思いました。

中央分離帯が危ない

打出交差点では、横断歩道途中で取り残された人のために中央分離帯の歩道が設けられています。どこの交差点でもそうなんですが、この歩道、狭いんですよね。車道を広く取らないといけないのでしょうがないっちゃーしょうがないのですが。

ただでさえ狭い歩道に、国道43号線の交通量。おばあちゃんが取り残されている日にゃあ、危なっかしいっちゃありません。(私、アシヤタガラスはおばあちゃんっ子なんです・・・)

歩道橋に上がるのが大変

階段かスロープを上がらないといけなかった歩道橋は、脚の弱いご老人が上るには少しキツいですよね。どの歩道橋でも言えることですが・・・

アシヤタガラス
アシヤタガラス

問題山積みですね・・・

打出交差点エレベーター設置のメリット

エレベーターが設置されることで、打出交差点はどのようになるのでしょうか。問題点は解消されるのでしょうか。

渋滞が解消される?

エレベーターが設置されると、横断歩道を渡る人がその分減ることになります。

稲荷山線の右左折する車が横断歩道の前で止まる時間が少なくなり、渋滞が緩和される可能性があります。渋滞がなくなっていけばいいですね。

青信号の時間が短くなる?

エレベーターができることで、脚の弱い人が歩道橋を渡ることを想定し、青信号が短く設定される可能性がありそうです。逆に、いままで横断歩道を使っていた人にとっては、青信号が短くなってしまうかも??これはデメリットにもなる話なので、今後どうなっていくのか、見てみたいと思います。

中央分離帯が危ない

中央分離帯がいまのまま変わらないのだと思います。でも中央分離帯に取り残されるのが怖ければ、エレベーターを使えばいいわけです。危険性は、かなり減るんじゃないかと思っています。

歩道橋を楽に使える

エレベーターを使えば、階段やスロープを使う必要がなくなります。これは素晴らしい改善です。ゆくゆくは、階段とスロープも無くす方向に進んでいくのかもしれません。そうすれば、国道43号線沿いの歩道を広く使えますからね。

いまの歩道は殺風景で、打出駅前だというのに有効活用できないと思っています。これも、またおいおい取り上げていきたいと思います。

打出交差点エレベーター設置によるデメリット

何事にも、メリットがあればデメリットがありますよね。エレベーターを設置することによるデメリットはどういうものがあるでしょうか。デメリットを挙げてみましょう。

エレベーター設置費がかかる

エレベーターの設置にはもちろん費用がかかります。エレベーター設置には一般的に200~400万円かかるようです。加えて屋外ということもあり、雨水による劣化・浸水・漏電などの対策を施す必要があります。自然、設置費用は屋内に比べて高コストになるのは間違いなさそう。多めに見積もって、約500万円 x 2台 = 約1000万円のイニシャルコストがかかるわけです。

電気代がかかる

エレベーターは電気製品ですから、もちろん電気代がかかります。フル稼働すると約1000円 / 日の電気代が発生するようですが、1/4ほどの稼働時間と仮定して、2台設置するわけですから、約1000円 / 日 x 1/4稼働 x 2台 x365日 = 182,500円 / 年の年間コストの概算となりました。ここでは、約20万円 / 年としておきます。

メンテナンス費がかかる

新しいものを設置すると、維持費がかかります。早め早めのメンテナンスが、劣化を防ぎ故障を防ぐのです。エレベーターは電気部品や動力部、構造体で成り立っています。エレベーターの法令点検は年1回。法令点検以外の点検回数にもよりますが、トータルで50000円/月ほどのメンテナンス費用となるようです。年間だと約600,000円 / 年のメンテナンス費用概算となりました。

エレベーター設置によるトータルコスト

エレベーター設置によるトータルコストをまとめてみました。

イニシャル : 約1000万円

年間コスト : 約80万円 / 年

これから算出されるコストは、以下の通りです。

5年間 : 1400万円

10年間 : 1800万円

20年間 : 2600万円

電気部品の寿命は、一般的には約10年ですから、20年間のコストはもう少し増加するのかもしれません。

メリット・デメリットまとめてみました

打出交差点エレベーター設置のメリット

エレベーター設置のメリットをまとめてみました。安全性や利便性はもちろんですが、渋滞の緩和という意外な可能性が示されました。かなりのメリットが見込まれますね。

・渋滞が解消される可能性がある

・中央分離帯の危険が緩和される

・歩道橋を楽に使えるようになる

打出交差点エレベーター設置によるデメリット

エレベーター設置のデメリットをまとめてみました。新しく設備を設けるわけですから、コストはかかってきます。他にも、青信号が短くなる可能性が示唆されました。

・青信号が短くなる可能性がある

・設置費用、維持費がかかる

アシヤタガラス
アシヤタガラス

やっぱりお金はかかりますよね・・・

でも安全や便利には替えられない!?

歩道橋のトレンド

最近は、歩道橋にエレベーターを設置するのが世の流れのようです。最近では、青木の交差点でもエレベーター設置工事が進められていました。弱者を守るため、バリアフリー化がトレンドになっています。これは世界の流れで、それに芦屋市も乗っかったというところでしょうか。この流れには、特に違和感は感じません。ぜひとも進めていってもらいたいと思っています。

いつエレベータが完成するのか?

現地の工事看板を見に行ってきました。

看板には事業の期間が至)令和4年11月14日と書いていました。でも、もう今日は12月19日・・・完成予定日から、1か月以上が経過しています。何かトラブルがあって工事が止まっているのかもしれません。市民の脚を守るためにも、早く工事が再開されてほしいですね。

芦屋市のホームページにも工事予定は見当たりませんでしたが、もうそろそろ完成するのでは・・・と思われます。

アシヤタガラス
アシヤタガラス

いったい全体、いつに完成するのやら・・・

早く完成した姿を見たい!

エレベーターという選択肢を選んだ芦屋市

エレベーターを歩道橋に設置するという選択肢を選んだ芦屋市。そもそもの話ですが、歩道橋にエレベーターを設置するのは最善の選択肢だったのでしょうか。歩道橋を上るのが大変な人がいるから、エレベーターを作ろう、というのは見方によっては安易な選択だとも言えます。歩道橋を作る前に、他に選択肢はなかったのか?地下道を掘るとか、いっそのこと交差点の構造そのものを変えてしまうとか。

渋滞が発生しやすい、という問題点の説明で、交差点の構造自体を見直すべきだ、ということを前述しました。私、アシヤタガラスはこの打出交差点の構造が過去に多くの問題点を生み出してきたのだと思っています。これは芦屋市の大きな課題であり、これから取り上げていきたいと思っています。

まとめ

阪神打出駅南、打出交差点西側の歩道橋に新しくエレベーターが設置されることになりました。いま、絶賛工事中です。

エレベーターの設置によって、利便性・安全性・渋滞緩和の効果が見込まれる一方、横断歩道を渡る人の青信号が短くなったり、費用面でのデメリットがあります。

バリアフリー化は世界の流れ。

完成予定は未定ですが、完成間近と思われます。

最後に

いかがだったでしょうか。今回は打出交差点のエレベーター設置について情報をまとめてみました。老若男女、様々な人が暮らす芦屋市。みなさんの生活が便利になっていくのは良いことですよね。これから、芦屋市がどう進化していくのか、見てみたいと思います。

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