井上尚弥選手の4団体統一戦はいつ開催? 次に戦うべき相手とは? 井上選手の今後も占ってみた ボクシング

ボクシング アシヤタガラスの語り(歴史・人)

2023年7月25日、WBC・WBOスーパーバンタム級世界王者のスティーブン・フルトンを8回TKOで破り、4階級制覇王者となった井上尚弥選手の次戦は、同級WBA・IBF統一チャンピオンのマーロン・タパレス相手が濃厚です。

このページでは、次戦や今後の井上選手のキャリアについてまとめています。

タパレス戦の日程は?

次戦、マーロン・タパレス戦は2023年12月が濃厚です。
場所は日本国内で調整中のようです。

両者のプロモーター同士は試合に向かって交渉を進めており、
すでに選手二人とも決戦に向けてトレーニングを開始したとの情報があります。

年内に井上選手の雄姿がまた見られるようですよ。
楽しみですよね!

では、井上選手やタパレスの関係者の発言を挙げていきましょう。

井上尚弥 vs タパレス 関係者の発言

まずは、井上選手の発言です。
フルトン戦直後のコメント。

井上尚弥「めっちゃ太っていたなと。それしかなかった笑」

前夜のフルトン戦後、井上は来場していたWBAスーパー、IBF同級王者のタパレスをリングに呼び、4団体統一戦実現を約束。このシーンを一夜明けて振り返り、「(タパレスは)めっちゃ太っていたなと。それしかなかった」と苦笑した。国内2人目の世界4階級制覇となったものの「実感がない。この先を見ていてください」と、統一戦に期待を寄せた。

井上選手にとって、当日のタパレスの印象は「太っている」しかなかったそうです笑

アシヤタガラス
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それは私も同意します笑

タパレス「井上の欠点にも気づいている」

タパレスは「井上と戦いたい。自分がチャンピオンであることを証明したい」と自信を見せた。タパレスの共同プロモーターであるJCマナンキル氏によれば、タパレスは井上を「とてもいいボクサーだ」と評価しているが、「井上の欠点にも気づいている」という。マナンキル氏は「我々は井上攻略に自信を持っている」と話した。

井上vsフルトン戦の後にリングに上がり、見事な勝利を得た井上選手とやりとりした、
WBA,IBF統一チャンピンオンのタパレスは、井上に弱点があり、それを見つけたと発言しました。

・・・

・・・

ええ、みなさんそうおっしゃるんですよ笑

数多くのボクサーたちが、井上選手の弱点に気づいたと発言し、
そして井上選手の前に散っていきました。

井上選手の欠点としてよく挙げられるのは、
パンチの打ち終わりにガードが空いている、という点ですよね。

バトラー戦やマクドネル戦、などを見てそう言ってるんでしょうが
それはバトラーやマクドネルに反撃する力がない、

もしくは、

反撃する意思がないと判断した上で攻撃に全てのエネルギーを注いでいる結果であり、
相手に攻撃されてもダメージを負うことは無いと考えた結果のノーガードなのです。

ですので、ノーガードの局面だけを切り取って弱点だと言うのは的外れだ、ということです。

井上にまともにダメージを与えたのは、唯一レジェンド・ドネアだけです。
ドネアとの再戦、井上選手は終始ガードを上げて、決して緩むことはありませんでした。
結果、ドネアでさえも何もさせてもらえずにKO負けすることになりました。

今の井上選手には、まったく弱点は見当たりません。

アシヤタガラス
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そのことを、タパレスは試合の中で知ることになるでしょうね

井上真吾トレーナー「タパレスは強い。フルトンより怖さがある」

父・真吾トレーナーは「タパレスは強いですよ。あとはナオ(井上尚弥)の戦い方次第ですよ。フルトンより怖いところがある。一発のパワーもある」と、警戒した。

井上選手の実父でもある真吾トレーナーは、タパレスに怖さを感じていると発言していました。

以前、弟の拓真選手との試合が内定していたタパレスということもあり、
真吾トレーナーはある程度タパレスのことを把握しているようでした。

フルトンと比べて一発があり、変則的でパンチが読みづらい選手だというのが、
真吾トレーナーに怖いと感じさせている要因なのではないでしょうか。

しかも独特のリズムがあり、パンチのタイミングも良く、当て勘もあるタパレスです。
確実にフルトンよりも危険な選手と言えるでしょう。

アシヤタガラス
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真吾トレーナーの発言は、そのようなタパレスの本質を捉えたものではないでしょうか。

有識者たちの試合予想

井上vsタパレス戦の予想について、既に多くの有識者たちが言及しています。

タパレスとの対戦経験のある岩佐亮佑さん木村隼人さん
元世界チャンピオンの畑山孝則さん、竹原慎二さん、渡嘉敷勝男さん、内山高志さんなど、
日本の素晴らしい実績を持った選手たちが口をそろえて言うのは、

「井上尚弥選手の圧勝」

という予想です。

スーパーバンタム最強と言われたフルトンを圧倒したのですから、
彼より劣るといわれるタパレス相手の予想となると、致し方ないところはありますよね。

ですが、私はタパレスがそう簡単な相手だとは思いません。

真吾トレーナーがおっしゃるように、タパレスに怖さがある分
フルトン戦よりも危険な香りがする試合になるのではないでしょうか。

タパレスの過去の対戦成績

タパレスのプロ戦績は、40戦37勝3敗19KOです。

タパレスの37勝はどんな相手?

プロで40戦37勝というのは素晴らしい戦歴ですよね。

まず40戦というのが素晴らしい。
プロで勝ち星を積み重ねたからこそ40戦もの戦いができたのでしょう。

対戦相手の質はというと、

日本の実力者である木村隼人選手・大森将平選手・勅使河原弘晶選手、
そして前王者の階級最強の一角と言われるムロジョン・アフマダリエフとも対戦して勝利しています。

実力者相手との修羅場をしっかりと経験しており、歴戦の戦士ということができるでしょう。

さらにタパレスはフライ級からキャリアをスタートしており、スーパーバンタム級が4階級目。
井上選手と同じ4階級を戦ってきたのは、特筆すべきことですね。

3敗は誰に負けた?

3敗は、

フライ級時代にブリックス・レイ戦

スーパーフライ級時代にダビド・サンチェス戦

そしてスーパーバンタム級で岩佐亮介選手相手に喫しています。

岩佐亮介選手はこの試合でIBF暫定王座を得ており、
日本人ファンの記憶にも新しい試合だと思います。

あの試合では岩佐選手の技巧にやり込められた印象ですが、
キラリと光る危険なパンチを幾度と放っていたのが印象的でした。

タパレスの特徴

タパレスの実力を測る上で、最近の対戦相手との試合を簡単に振り返ってみます。

タパレスは岩佐選手には敗れたものの、
階級最強との呼び声も高かったアフマダリエフには勝利しているのです。

タパレス、岩佐選手、アフマダリエフの3者は不思議な関係で、

アフマダリエフはタパレスに負け、
タパレスは岩佐選手に負け、
岩佐選手はアフマダリエフに負けています。


まるでじゃんけんのような関係ですが、
要は3者は同等の力を持っているということにならないでしょうか?

タパレスは見た目以上に試合巧者で、
相手の良さを消すことに長けているのではと、
アフマダリエフ戦のと映像を見て感じました。

出鼻をくじくジャブ、右ストレートのタイミングが素晴らしい。
しかもサウスポーということでやりづらい相手であるのは間違いないでしょう。

タパレスのKO率は約50%と高くないが、直近の10試合では8KOと高いKO率を誇っています。
井上真吾トレーナーがおっしゃったように、一発のある怖いボクサーであると言えます。

タパレスの動画を見た印象としては、

 ・フットワークが良い
 ・パンチの種類はフックとアッパーが得意
  ストレート系は苦手だが、遠い距離から長い予備動作の少ない右を打つことができる
 ・パンチが重い
 ・守備は正直あまり上手くない

といった特徴があるように見えました。

一発があり、フックやアッパーといった変則的なパンチを得意とし、
意外な試合巧者なサウスポーでもあるタパレスですが、

一つ一つの能力を井上選手と比較するとすべてにおいて劣っており、
残念ながら正直井上選手の相手にはならないだろうな・・・という印象です。

アシヤタガラス
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まぁ、井上選手と比較してしまうと、
誰もが劣っているように見えてしまうんですけどね・・・

タパレス戦の試合展開予想

さて、井上選手vsタパレスの試合展開予想をしていきましょう。

井上選手の必勝パターン

井上選手のボクシングには必勝パターン、決まった流れがあります。

第1Rではジャブの差し合いで優位に立ち、相手のパンチを見切る作業を遂行。
時折パワーパンチを適所で繰り出し出方をうかがう。

第2Rでフットワークを使ってパワーパンチの割合を増やし、
相手のやりたいことを潰していき、囲い込む。

第3R、4Rで相手がなすすべ無い状態に追い込み、試合の主導権を完全に握る。

第5R,6,7Rあたりは休み。
相手の余力を確認し、まだ生きていれば、体力を削りにいく。

それが終わり、相手が死に体となり、脅威がなくなると本格的に倒しに行く。
ビッグパンチを絶え間なく繰り出し、被弾は気にしない。

というパターンが常です。

2Rのパワーパンチが当たって倒れたエマヌエル・ロドリゲスの例もありますが、
彼は勇敢にも井上選手と真正面から立ち会ったために、壮絶に散ることとなりました。

彼の戦いは、井上選手にとっては例外に当たるのでしょうが、
タパレスもその例にはまる可能性はあります。

しかし試合巧者のタパレスは序盤はリスクを負わないでしょう。
そうすると上記のパターンにはまり、中盤~後半での井上のKO勝利となることは確実です。

そうならないためには、リスクを負って序盤から井上と撃ち合いを演じ、
先にダメージブローを叩きこむ必要があります。
ドネアが1戦目で成し遂げたように。

勇敢に戦って序盤に散るか、
臆病に戦って中盤以降に散るか。

タパレスにはどちらかの道しか残されていないのでしょうか・・・

アシヤタガラス
アシヤタガラス

先に大ダメージを与えることに成功したドネアでさえ、

井上選手に勝利できませんでした。
本当に穴が無い選手なんですよね、井上選手は・・・

今後の井上選手の展望

スーパーバンタムで4団体を統一した後は数試合を挟んでフェザーに上がることを公言している井上選手ですが、
フルトンにセンセーショナルな勝利を挙げたことで、フェザー級以上の階級王者から対戦要求が上がっています。

また、現役選手以外にも各方面から興味の声が上がっている井上選手。
モテモテですね笑

まずは、IBF世界フェザー級王者のルイス・アルベルト・ロペスの発言を取り上げてみましょう。

ルイス・アルベルト・ロペス「この日本人の欠点を見つけた。彼には足がない」

IBF世界フェザー級王者ルイス・アルベルト・ロペスがモンスターの新たな〝刺客〟に名乗りを上げた。 ロペスは、「井上は伝説的なファイター。彼との試合は素晴らしいものになるだろうし、もし実現すればとても楽しみだ」「でも、私は強くてタフだし、パンチの打ち方も知っている。だから、もし井上がフェザー級に上がったら、私はいつでも彼を待っている」 「井上の資質に議論の余地はなく、特にそのパンチ力は彼のパフォーマンスで証明されているが、この日本人の欠点を見つけた」「彼はタフで、前に出るし、ハードヒットもするし、コンビネーションの入れ方も知っている。しかし、彼には足がない」と語った。

彼には弱点があると・・・またその発言ですか笑

・・・

ええ、みなさんそうおっしゃいます笑

しかも井上選手には足がないそうですよ。
試合を見て言っているのであれば、分析力無さすぎじゃないですか?
本当に、世界王者ですか?

アシヤタガラス
アシヤタガラス

正直、失笑しちゃいました笑

井上選手がフェザー級に上げるそのときまで
ロペス選手が王者であるかは不透明ですが、

そのときには井上選手による圧倒劇がみられるかもしれませんね。

次に、ロンドン・リオ2大会の五輪金メダリストであり現WBO世界フェザー級王者でもあるロベイシー・ラミレスの発言です。

ロベイシー・ラミレス「ファンのためになる」

ラミレス「もちろん井上選手がフェザー級に上げ、チャンスがあればやりたいね。良い試合になると思う。私のキャリアにとってもプラスになるし、ファンのためにもなるから」

さすがは2大会五輪金メダリスト、自信に溢れながらも謙虚なコメントです。

フェザー級の中では突出した実績と実力を持つと見られているラミレス選手を、
井上選手の現役最後の対戦相手と位置付けるファンも多いですよね。

素晴らしいボクシング技術を持つラミレス選手と井上選手との試合は、
玄人も素人も楽しめる、最高の試合になる予感が漂っています。

アシヤタガラス
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井上 vs ラミレス、絶対見たい!

次に、かつてのビッグネーム、元WBC世界フェザー級王者ゲーリー・ラッセルJrの発言を取り上げましょう。

ゲーリー・ラッセルJr「彼は本物。おれが戦ってみたい相手だ」

元WBC世界フェザー級王者のゲーリー・ラッセル(米国)が、井上尚弥の対戦相手に名乗りを上げた。  ラッセルはWBC世界フェザー級王座を5度防衛したが、2022年に陥落。その後実戦から遠ざかっている。メディアは「報酬の最後に十分な数のゼロが付けられるのであれば、ラッセルは喜んで同意するだろう」との見解を示した。当のラッセルは「彼は本物だ」と井上を高く評価した上で「正しい額のカネが払われれば? そうだ。彼はおれが戦ってみたい相手だ」と不敵に語った。

ラッセルも井上選手を称えながらも対戦要求の声を上げました。

ラッセルはかつてのスター選手であり、
井上選手にとって最も名のあるライバルであると言ってもよいでしょう。
スピードに優れた名選手で、多くのファンを虜にしている選手でもあります。

しかしラッセルも35歳。
井上選手がフェザー級に上げるまでに現役を続けているかどうかも分かりません。

年齢的に現実的ではないのですが、
彼との試合をアメリカで実現することができれば、
井上選手の名前が売れることは間違いなしです。

4団体統一後の試合は誰とやるべきなのか?

他には、かねてから井上選手や日本人と因縁のあるルイス・ネリや
ジョンリエル・カシメロなどが次戦の相手として挙げられています。

更にスーパーバンタムでは最強の相手、ムロジョン・アフマダリエフが居ますので、
彼らが現実的な対戦候補となってくるでしょう。

しかし、筆者は違う意見を持っています。

元PFP1位であり世界でも知名度が上がり続けている井上選手には、
他にも多くの対戦要望の声が上がっています。

上の階級の王者たちとキャッチウェイトでの対戦要望も多く、
さすがに現実的ではないと思われる対戦相手を上げる人もいますが、
たしかにキャッチウェイトで戦うというのは、
これからの井上選手にとって有力な選択肢の一つとなってきます。

キャッチウェイトで戦う目的は、知名度の向上と収入です。

前述のゲーリー・ラッセルJrとの試合はその両方が十分に望めるため、
筆者は4団体統一後の対戦相手としてキャッチウェイトでのラッセル戦を推しています。

世界があっと驚くマッチメイクになること間違いなしでしょう。

キャッチウェイトでやる意味

実力は圧倒的に世界一、史上最強とも思える井上選手ですが、
世界的に見ればまだまだ名の知れ渡った王者ということはできません。

これから井上選手が階級を上げていくにあたって、
彼の実力に見合った知名度を得ておくことは重要なことです。

なぜなら、井上選手の圧倒的すぎる実力が故に
今までも多くの有力者たちが井上選手との対戦を避けてきた経緯があります。

しかし、井上選手に十分な知名度があれば、彼との対戦に多くの収入が見込まれるため、
二の足を踏んでいた対戦相手達が我こそはと対戦要望の声を上げ始め、
マッチメイクに困らなくなるのです。

分かりやすい例が、タパレス選手のファイトマネーです。
タパレス選手のアフマダリエフ戦でのファイトマネーは、600万円ほどと言われています。
世界タイトルマッチでも、この金額ですよ。

一方、井上選手との4団体統一戦は、3億円を超えると言われています。
その額、前戦の50倍ですよ!

タイトルマッチ50回分の収入が、井上選手との試合1回で稼げてしまうんです。
そりゃ試合やりたいですよね笑

しかし、あまりに階級の離れた選手とのキャッチウェイトでの対戦は、
井上選手の安全面上で懸念が残ります。

その点、階級も近く十分な実力があり、何より世界的な知名度のあるラッセルは
井上選手にとって安全に知名度を上げる格好の相手となるのです。

そういう観点で先にやっておくべき相手はラッセルではないか、と考えていますが、
皆さんは井上vsラッセルについてどう考えますか?

アシヤタガラス
アシヤタガラス

ラッセルとの試合なら、ラスベガスでも

間違いなくメインを張れますよ

さて次は「マネー」こと、5階級制覇の元レジェンド、
フロイド・メイウェザーJrの発言を取り上げておきましょう。

マネー「彼は俺の技をいろいろ盗んでいる」「タンクとの試合が見たい」

元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーは井上について「彼は俺の技をいろいろ盗んでいる」と独自の視点で語っている。 「イノウエはフルトンに勝ったが、フルトンはヘビーパンチャーじゃない。」 「彼は素晴らしいボクサーで、それは間違いない。それに彼は俺の技をいろいろ盗んでいる。ボクシングはそうあるべきだ。偉大な選手から学ぶんだ」と語っていた。

「井上にやってもらう必要があることは、米国のボクシング界で行われていることだ。彼は米国に来てランダムに行われる血液や尿の検査(ドーピング検査)を受けて戦う必要がある」

さらにメイウェザー氏は「時に人々はファイターの粗探しをして批判するけど、俺はそんなことはしない」と語った上で「俺が見たいのは、(井上と)ガーボンタとのキャッチウェイトでの試合が見たい。凄い試合になるだろうな」と言及している。


えーっと、いろいろと突っ込みどころのある発言ですが・・・

フルトンが負けたら、フルトンは大して強くないって言いだしましたよ。。
それで、いつ、井上選手がドーピングやったんですかね笑

ドーピングやってんじゃないかと疑われるくらい強いってことですよね。
井上選手にとっては褒め文句なのかもしれませんね。

意外と、メイウェザーって眼力は平凡というか、
規格外な存在を理解できないようなところがあるな、と昔から思ってました。

だからこそ謙虚に慎重に相手の力量を見極めて戦ってきた。
それがメイウェザーの戦績を支えてきたんじゃないかと思います。

メイウェザーは、愛弟子のガーボンタ・デービス(通称タンク)との対戦を希望しました。
さすがにライト級で戦うタンクとの試合は非現実的です。
でも、それを実現すれば、メイウェザーの懐は潤うんでしょうね。

アシヤタガラス
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結局メイウェザーは金だけって印象なんだよなー

さて次は、アジアの巨星、元6階級制覇のマニー・パッキャオです。

パッキャオ「タパレスは足を使え」「俺が井上を指導したい」

マーロン・タパレスは偉大なるマニー・パッキャオの豪邸を表敬訪問し〝モンスター〟井上尚弥を撃破するためのヒントを袋一杯に持って帰ってきた。パッキャオはそのノウハウを惜しげもなく伝授した。 タパレスは「(パッキャオから)フットワークを使い、とてもハードなトレーニングをするように言われた」とレジェンドから受けたアドバイスの一端を明かしている。

パッキャオはYoutubeで「ナオヤのことは好きだよ」と漏らした。そして、「前に日本へ行ったときに彼を指導したこともあるんだ」と告白した。「もしも、これからナオヤが階級を上げていきたいと考えているなら、練習を見てアドバイスをしたり、指導をしてあげたいと思うね。階級を上げていくならね」と語った。「ファンタスティックだった。言うまでもなく素晴らしいパフォーマンスだったよ。速いし、強い。このまま活躍をしていってほしいと思うよ」

タパレスは井上対策を得るために、伝説の王者であるパッキャオに助言を求めたそうです。
そして、「足を使え。めちゃくちゃ練習しろ」と言われたそうです。
なかなかハードなアドバイスですね笑

ただし、パッキャオが言うフットワークとは、
足を使って逃げろという意味ではありません。

パッキャオ自身も足を使う選手でした。
その特徴は、遠い距離から一気に相手の懐に飛び込んで強打を打ち込み、
一瞬で相手の射程圏外へ逃れる、という種類の「足」でした。

パッキャオは、井上選手に勝つにはそのように足を使わないと無理だ、とアドバイスしたのです。
私が以前書いた内容と同じですよ、なんという慧眼でしょうか笑

さらに、タパレスに指導すると同時に、井上選手にも指導したいと言いました。
一見節操がないように見える発言ですが、パッキャオはただ単純に請われれば
惜しみなくノウハウを伝える人なのでしょうね。

アシヤタガラス
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同じフィリピンのノニト・ドネアもそのような性格を持っていますが、
フィリピン人にはそうした美学のようなものがあるのかもしれませんね。

さて、最後に我らが井上尚弥選手の発言を取り上げましょう。

井上尚弥「」

2023年9月1日、井上尚弥選手はWOWOWの「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」エキサイトマッチSP「フルトンvs井上尚弥」の収録に参加し、 フルトン戦を振り返る特別番組に父・真吾トレーナーとともにゲスト出演。
番組内で井上は「2、3年先」に5階級制覇となるフェザー級に挑戦する考えを表明したが「その前にスーパーバンタム級で戦うべき4人」の名前を挙げた。
WBAスーパー&IBF王者のタパレス、“問題児”の元3階級制覇王者のジョンリル・カシメロ、元2階級制覇王者でWBCの指名挑戦権を持つ“悪童”ルイス・ネリ、そしてタパレスに敗れて王座陥落したもののWBAの指名挑戦者決定戦への出場を指令されている前2団体統一王者、ムロジョン・アフマダリエフの4人だ。井上が自ら「対戦候補はこの4人」と断言したのは初めて。


次なるターゲットは、4団体統一戦となるタパレスで12月に国内開催で「交渉がスタートしている」という。
つい先日、勅使河原弘晶をKOした試合をチェックしたという。これまで抱いていたタパレスの印象が一変した。「ゴリゴリのファイターと思っていたが、全然違いますよね。結構、柔軟性のある動きをすると思った。上半身の使い方がうまい。タパレスの出方次第だろうけどディフェンス面がいいなと思ったので、もしかしたらフルトンより怖いかも。一発のパワーもあるしね」タパレスは好戦的なサウスポー。今年4月に大方の予想を裏切ってアフマダリエフに勝利した。ただフルトンのように上背はなく、井上にとっては組みやすい相手とされていた。だが、井上の見立ての通り、左ストレートを強引に振り回してくるだけの粗いファイターに見えて、スウェーなどのディフェンステクニックを駆使して上半身を巧みに動かして簡単に被弾しないという一面を持つ。
すでに井上は、担当の太田光亮トレーナーとのミット打ちでは、タパレスをイメージして動き始めているという。「12ラウンドをどう戦うかは、ここから。まあ(ファイターでも柔軟性のあるボクサーでも)どっちでもいいんですが(笑)試合は楽しみ。思ったよりいいボクサーと感じたんで

そして次が因縁のカシメロと“悪童”ネリだ。
この2人は「不正やスポーツマンシップの欠如を嫌う」井上家が、ずっと拒否反応を示してきたボクサー。WBCの指名挑戦権を持っているネリは日本でのタイトルマッチでドーピング違反問題や体重超過による王座剥奪問題を起こし「日本で最も嫌われているボクサー」となった。今なおJBCはネリの無期限出場停止処分を解除していない。
井上との米国での対戦が一度は正式発表されたもののコロナ禍で中止となり、その後も挑発を続けてきたカシメロ。現在、WBO3位の彼は伊藤雅雪氏が主宰するプロモート会社と契約、10月12日に有明アリーナで元IBF世界同級王者の小國以載と“井上尚弥前哨戦”を戦うことが発表されている。そのカシメロも、ポール・バトラーとの試合で体重が作れず体調不良を理由に計量をキャンセル、再試合では英国ボクシング委員会が禁じているサウナを使ったことが明るみに出て試合が中止になった。さらに過去にドーピング疑惑のあるコンディショニングコーチを陣営に招いたことがあり、その疑念も晴れていない。井上は「体重超過は、あれ(許せる)としても、ドーピングはしっかりとして欲しい。カシメロも危ない。そういう歴のあった人間がチームにいたりした。そこだけがちょっと気になる。ただスーパーバンタム級の今のトップ戦線を見る限り、避けられないかなと思う。ファンは楽しみなマッチメイク?そうですね」フェアに望むことを対戦の条件とした。
ネリ、カシメロとの対戦が実現するとすれば来年になる。

そして井上は、ドーピングというワードをきっかけに、自らに向けられた“とんちんかんな因縁”についても、こう言及した。「なんで、自分がドーピングしているという疑惑が出たのか。抜き打ちのVADAの検査を受けて挑んでいますからね」先日のフロイド・メイウェザーJrが「井上は米国に来てランダムに行われる血液や尿の検査(ドーピング検査)を受けて戦う必要がある」と難癖をつけたコメントを受けてそう反論した。

井上は4人目の対戦候補としてアフマダリエフの名前をあげた。

そして、その先にあるのが、フェザー級への挑戦。 「4選手をしっかりクリアしたら、自信を持ってフェザー級へいける」これまでフェザー級挑戦についてはハッキリ明言してこなかったが初めて断言した。「フェザー級寄りのフルトンと不安材料にしていた体格差を何も感じずに試合ができた。少しでも不安を感じていればフェザー級へのこだわりはなくなるが、1ミリも(不安は)なかった。だとしたら自分の限界はここではないと感じた。ただフルトンはフェザー級寄りではあるがハードパンチャーじゃない。フェザー級にはハードパンチャー、もっとやばい奴もいるんでね」現在、30歳の井上は「2、3年後の32、33歳までには(フェザー級に)いけるのかなと思う」との青写真を明かす。5階級制覇を達成すれば、契約ウェイトでの試合になるのだろうが、ガーボンタ・デービスやワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)といったビッグネームとのドリームマッチも現実味を帯びてくるのかもしれない。タパレス戦の正式決定を待ち、10月中旬には、走りこみ合宿を張る予定だ。

9月1日の番組収録での、最新の井上尚弥選手の発言です。
いろいろと興味深い発言があったので、順にみていきましょう。

まずはタパレスについて。
タパレスの動画を見て、危険な選手だと再認識したようです。

もともとの印象とは異なり、ファイターというより上手さのある選手だと感じたとの発言には、
さすが井上選手、相手の特徴を把握する眼力に曇りは無いなと思わされました。

階級最強と言われたフルトンに勝ってもなお、井上選手に油断はなさそうです。
次の試合も圧勝劇を見せてくれそうですね。

ネリとカシメロについては、ドーピングと体重超過についてチクリと釘をさすコメント。
試合をするなら、ちゃんとしてほしいということですね。
ドーピングや体重超過は試合の価値を下げファンを裏切る行為ですから。
ファンを大事にする井上選手が最も嫌う行為でしょう。

そして自身に対するドーピング疑惑(笑)についても、声を上げましたね。
メイウェザーの頓珍漢な発言に対しても、その影響力を考え即座に反論したのは、
彼の危機回避能力の高さを思わせるものです。

最後にアフマダリエフを倒した後は、フェザー級への挑戦も視野に入れているようです。

体格に勝るフルトンを圧倒したことで、スーパーバンタムが自身の限界ではないと発言しました。
スーパーバンタムが最終章、と以前発言したこともある井上選手ですが、
その先のキャリアについても言及したことは、ファンにとっても朗報でしょう。

今後の井上選手の戦いが本当に楽しみですね。

アシヤタガラス
アシヤタガラス

絶対に、見逃せません!

まとめ

いかがだったでしょうか。

12月に開催が見込まれるタパレスとのスーパーバンタム級4団体統一戦では、
史上2人目の2階級にまたがる4団体統一が成し遂げられることになります。
この偉業は、絶対に見逃せません。必見です。

さらにそのあと、同階級ではネリ・カシメロ・アフマダリエフといった
強豪たち相手に無双する姿を見ることができるでしょう。

さらにさらに、そのあとには5階級目のフェザー級への転級やキャッチウェイトでの
強豪とのドリームマッチが待っています。

井上尚弥という過去最強のボクサーが日本人であることを幸せに感じながら、
今後のボクシング観戦を楽しんでいきましょう!

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